TikTokの秘密の「ブースト機能」が中国政府に悪用される懸念
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素晴らしいデジタル調査報道です。最近、アメリカの政府や議会がTikTokの使用を制限しているのもこうした背景があったのでしょう。TikTokが「インフルエンサーやブランドに便宜を図り、動画の視聴回数を増加させるために、しばしばブーストを行ってきた」ことをユーザーに説明していないことが問題です。これを日本や米国で親中的な書き込みをしているユーザーにしていたら世論工作には有効だからです。
このエミリ・ベーカー・ホワイト記者というのはバズフィードから移籍後、ウーバーの「グレイボール事件」を彷彿とさせるTikTokによるジャーナリストの監視を当事者としてすっぱ抜いた訳なんだけど、その彼女がまたまた大スクープを持ってきたという、なんともダイナミックな動き。
人間が介入して特定のコンテンツの表示回数を増やす秘密機能、中国系のサービスなら全部付いてるのでは(いや、中国外のサービスでもあるんじゃないの)……と噂されてますが、これが問題視されるか否かがウェブサービスの公共性との向き合い方なんでしょうね