ガーナのゴミを使ったアート作品が1点2億円に…売れない路上画家が超売れっ子に躍進したワケ
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価値の尺度に大きな変化起きている。現在の制度をディスるのも良いが逆手に取り利用する方法もある事を教えてくれますし、そのメカニズムを作り出せるかどうかも資本主義の運命を握っていると思います。
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ゴミやガラクタを利用するいわゆるジャンクアート自体は決して新しいものではなく、パピエ・コレによく知られるように、かなり古くからあるものです。(専門家ではないので、全く違う系譜だったらすみません)
それが、近年のサステナビリティの大流行に伴って、環境、公正といった社会的メッセージを載せたジャンクアートの価値が高まるようになっているように見えます。
まぁ確かに、「ガーナが先進国のゴミの捨て場にされている」という言葉だけよりも、ゴミアートを見ながら話した方が、平和的な対話が成立しそうな気はします。アートってそういう、包摂力?がある気がします。e-waste(電気電子機器廃棄物)が途上国に集まり不適切に処理されるのは「廃棄物は処理に金がかからず規制が緩いところに流れる」原則からきているため、改善には困難を極めます。
現在、有害廃棄物の越境移動は規制が厳しくなる方向で動いており、事業者も適正回収ルートを構築する取り組みを各国で行っています。
そして私たちがe-waste廃棄時には適正処理ルートにのせることで多少は改善されるかもしれません。
しかし、この問題については民間や先進国の力だけでなく、現地政府や規制の力もかなり必要であるように感じます。
e-wasteの野焼きを組織的に行う背景には裏社会の元締めが存在することが多く、これがしばしば現地警察や政府と繋がっているためになかなか改善されないのですが、政府の力がなければ民間や個人はますます無力です。
また、処理場が閉鎖されると食い扶持に困る人がたくさん出てくるため、何らかの保証や代替の仕事場が必要となります。
政府は国際的な圧力から動く場合もあるため、現地のことを世界中の人に少しでも知ってもらう、という意味でも、アートは役立つのではないかと思います。