リーガ大阪、投資会社に売却 ロイヤルホテル、業績悪化
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苦境に陥ったホテルは、資金繰りがキツくなり、設備の更新やバージョンアップができなくなってますます苦しくなる。そこにPEファンドが資金(資本)を投下して価値を本来あるべき水準に調整する、というのが基本ですが、その意味では絵に描いたような再生案件です。ついでに言えば、リーガロイヤルというブランドはインバウンドには全く響かないので、どこかの国際的に通用するホテルブランドの傘下に入れたら価値が上がる(稼働が良くなる)と思います。それは、私がMDをしていた時代のモルガン・スタンレーでANAホテルズを会社ごと買収して、彼らが抱えていたホテルをインターコンチネンタルホテルズのチェーンに入れたときと同じやり方です。
リーガロイヤルは、東京でいう帝国ホテルのようなイメージで、大阪人(特に今の50代以上)にとっては政財界の会合、豪奢な結婚式が行われるステータスの象徴です。
私が子どもの頃、母はリーガロイヤルで結婚式を挙げたことを誇らしげに話していました。
ただ、数年前に訪れた際は老朽化が目立ち、また大阪に外資系のホテルが進出したこともあってその地位が揺らいできたことも事実だと思います。そうした中で25年の万博に向けて不動産ファンドがバリューアップに着手するというのは個人的には歓迎です。
一つ注文があるとすれば、リノベ後は「リーガロイヤルホテル(大阪) -Vignette Collection」という名称になるようですが、大阪屈指の名門ホテルとしてできれば名前はそのままで輝き続けてほしいと思います。
プレスリリース
http://www.royalhotel.jpn.com/pdf/news/2023/finance266.pdf住友銀行で偉くなった人達が沢山行っていて、私もそうした先輩の一人に話を聞いたことがあったっけ・・・ それよりなにより、関西の実家に帰った折に子供をサマーフェスティバルに連れていったり見合いの場所につかったり出張で泊まったりと思い出深いホテルです。万博が開かれ夢洲に統合リゾートが出来京阪電車が延伸されればあのあたりは京都、奈良、姫路といった辺りをカバーする関西旅行の中心になり得るところです。外資の手に渡ることに心情的な寂しさはありますが、立派に再生してほしい (^.^)/~~~フレ!