W杯「日本のジャイキリ」はデータ分析の賜物? Jリーグも取り込んだ「世界の潮流」とは
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筆者です。カタールW杯連載の2回目となります。
日本等の各国のジャイキリは当然ながらデータ分析だけで成し遂げられたものではありません。しかし劣る個の力を補う”知力”は、サッカー弱小国でも科学技術や頭脳を駆使することで、比較的短期間に強国とのビハインドを埋めるツールになります。
欧州の強国などもデータ分析は当然やってきているわけですが、FIFAはその部分において各国に同等のレベルのインフラを用意し、弱い国でも同条件で知力勝負ができるように取り計らったことに高い意味があります。
喩えがマンガで恐縮ですが「ジョジョの奇妙な冒険」がパワー勝負の1-2部から、第3部以降スタンドによる知力勝負になって勝敗の景色が変わった、というのに近いと思っています。
また、その意味を理解して早くから国を挙げたアクションを取っていた日本サッカー界の努力が実った(実って良かった!)と考えています。サッカーでデータ分析が進むとより監督の采配力が試されてくるなと考えられます。特に熟練の監督が自分の戦術や采配がデータ分析と異なる場合、どれほど分析結果を反映してくるのか楽しみです。ここをうまく活用できるかどうかで新たな強豪国になるのか過去の栄光になるのかの分かれ目になると思うので、今後の活用に期待です。
データ活用はどれだけ普段から活用できているかと、どれだけ使っているかによって活用度が変わると思います。
Jリーグで継続的に活用してきたことは大きいのではないでしょうか。