2023/1/19

【解説】日銀、「現状維持+α」に込めたメッセージ

NewsPicks スタートアップ
日銀は17日・18日に開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。
国内の専門家にとっては「想定通り」だったが、ビックリしたのは緩和策を修正するのだろうと勝手に思い込んで調子に乗って取引していた海外を中心とした投機筋。
売りに売った国債の買い戻しを迫られ、この過程で大きな損失を被ることとなった。
今回の日銀のメッセージは明確。
イールドカーブ・コントロール(YCC)は当面維持する──。
投機筋は「次も日銀に痛い目にあわされるかもしれない」としばらくは鳴りを潜めるかもしれない。
金融政策の修正は、4月に就任する見込みの新総裁に委ねられることになる。
専門家の見解とともに、今回の金融政策決定会合で何が起こったのか解説する。
INDEX
  • 読売新聞報道に踊る
  • 盛大な空振り
  • 日銀の強力なメッセージ
  • サーキット・ブレーカー発動
  • 日銀の反省

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