教育系スタートアップが、”稼げる日”は本当に来るのか
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某通信教育を使ったり某学習塾チェーンで講師をした個人的経験からいえば、従来の教育手法は質の面で疑問符。
ゲーム式学習アプリ以外にもITで新たな手法はあるはずで、既成概念にとらわれないという意味で、むしろ既存大手よりベンチャーに期待したい。
ただ教育は高単価ニッチマーケットは狙いにくいので、日本についていえば大手がプラットフォームとなって良質なサービスを選別するのが拡散には有効と思う。教育はブランドが重要ということが、課金の難しさにつながっていると思う。実際に重要なのは知識・経験(あと友達など人脈で、これは「場」があるリアルワールドの強み)。それを身に着けるために、EdTechは効率的だし必要。でも対価を何に対して払うかというと、どこを卒業したとかどういう資格を持っているという側面が多いと思う。あと、そもそも教育は、受けられる教育が教授陣などで違っても(そしてそれが生涯年収などに明確に差を与えても)、学費がそこまで変わらないという、プライシングが歪な世界。
短期的にはEdTechをバリバリ活用してコストダウンをする、数年以上で成果が出てきて、EdTech活用しているから成果が出ているというブランディングにつなげるという時間軸かと思っている。Uberなどの業界に比べれば教育系市場の規模は半端なく大きい。単価が安い、というか、親が最後の決定者だから。さらに、小中高教育=無料、という固定概念を壊せればお金は後からついてくると思う。