WHO、中国にコロナ超過死亡の監視を提言
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深刻な感染症への対応セオリーは「完全な発見と隔離」ですが、新型コロナウイルス感染症については、現在の変異株の病毒性が低下したこと、極めて強い感染力になすすべがないことから、感染症対策の基準を大きく下げています。
この状況下では、感染の大幅な拡大や強病毒性株へのさらなる変異による深刻な状況に気づきにくくなり、気づいた時には「すでに遅し」となってしまうリスクがあります。そこで、WHOは超過死亡者をタイムリーにモニターすることを提言しています。特別な要因がない場合、死亡者数(死亡率)は極めて緩やかにしか変化しません。
特に中国に提言した理由は、感染拡大しているにもかからず、経済政策優先に切り替えた中国での感染者の大拡大から、中国での変異株発生リスクを極めて強く警戒しているためだと思います。状況としては世界各国も同様であることから、超過死亡の常時モニタリングは、世界各国でも必要な対策だと思います。