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当時米国にいた家族がたまたま伴侶の実家に帰国した翌々朝に発生し、木造だった家が完全に倒壊して命からがら目の前の穴から外へ逃れたら瓦葺の大屋根の上に出て、目の前に大型の家具なぞが散乱していたそうです。子供の一人の姿が見えず探し回ったら穴の中から声が聞こえ、伴侶ともう一人の子供が壁や柱に挟まれて宙吊りになっているのを必死に掘り出し本人が腕力に任せて漸く脱出できたそう。アトランタにいた私には東京の親戚から「6人全員無事で非難しているから安心心して」と連絡があったものの状況が何も分からず、その後のCNNの放送を見て胆を冷やした次第です。たった一本掛けることが出来た公衆電話が東京の親戚に繋がり、私に連絡するよう頼んだとのことでした。その後、建設中だった隣の知人の業務用電話が繋がることが分かって漸く会話できるようになりました。あとで写真で見ると家は完全に倒壊しており、全員無事に生還できたのは軌跡だったと今でも思います。 東京の本社に、家が倒壊したらしいので六甲山にある保養所で受け入れて欲しいと連絡したら「それどころか現地一円は連絡がつかず何が起きているか分からない、六甲山の保養所も無事かどうかすら分からない」との回答でした。 幸い京都で受け入れ先が見つかって二夜を明かした避難先から電車が通っていた西宮まで出て移動しましたが、日本中が壊れたように思っていたのに大阪に入るとそこには普通の日常生活があり、京都に入ると何もなかったがごとくだったのが驚きだったそう。情報が無いことの恐さを身に染みて感じたと聞きました。ご近所で亡くなられた方も多く、一つ間違えばどうなっていたか分かりません。その後の復興の在り方について思うところも多々ありますが、もともと地震は無いと考えられていた場所で起きた地震です。予知や確率を当てにせず、日本中どこでも日頃の備えが重要であると改めて思います。だからといって、巨大堤防を日本を取り囲むように築けという訳ではないですよ・・・
当時、私はNHKの新米記者でしたが、見渡すかぎり、すべてが被災している状況で、何から取材を始めたらよいのか、途方に暮れた覚えがあります。
被災者の声に耳を傾けながら、一つひとつ記事にしていきましたが、そのときの思いが、いまの政治家の原点にもなっています。
神戸・中央区の公園で、1万本の竹と紙の灯籠で描かれたのは、「1.17」の日付と「むすぶ」という文字。
いまは、誰もが被災者になる可能性があるなか、▽大きな災害を経験した場所や、▽そこで生きる人々と「むすぶ」ことで、得られた知恵や教訓を伝えていくという願いが込められています。
すべての人にとって、安心で安全な社会を作っていくことは、政治の大きな役目であることを忘れず、取り組んでいきたいと思います。
きょうは、被災者に想いを馳せながら、静かに過ごしたいと思います。
毎夏帰国していたのですが、JR神戸線からの車窓はこれまでと違い、至る所で修復作業などされていたのですが、そこからの復興はとても早く感じたものです。クルマとバイクが好きなので今でも山陽方面を運転するときに長田のあたりを通過するとき、十字を切ったり、胸の中でお悔やみの気持ちと安全運転を志そうと思います。
先の読めない昨今、毎日を悔いのない時として過ごしたいですし、少しでも被災された方々、世のために尽くしたいものです。哀悼の意を表します。
電気は1日で、水道は1/27に復旧。ガスは3月末だった。小学校低学年の僕も給水車から水をもらい、一生懸命運んだことを覚えている。兄が中学受験のときで、みんなそっちにかかりきり。僕は暇でしょうがなかったので、開けっ放しにした蛇口を眺めていたが、突然赤い水が出た時はめちゃくちゃ嬉しかった。
阪神淡路大震災のそんな日の、ほんわか話も。
僕の家からは登校班の集合場所が見えたのだけど、あんな大変な日にも1人だけ集合してたらしい。「だから“さすがに今日はないと思うよ”と声をかけてあげたんだ。あいつは元気にやってるかな」と、うちの親父が思い出話をしてくれた(うちの学校は避難場所になり、3学期がなくなった)。
私もこの地震は経験していませんが、徐々に当時の記憶がない世代が増えていく中で、こうした集いが受け継がれていくことは非常に大切だと思います。
淡路島にある記念館も行く価値あります。
当時、私は生まれていませんでしたが兵庫県の大学に来たことで震災時の様子や追悼されている方を近くに感じる機会が増えました。震災を経験していない世代でも震災の継承できるように行動したいです。
犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。