【データあり】「睡眠時間が長いほど好業績」は本当だった
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睡眠時間が、生産性や創造性に効くのは、経験的にも実感としても、明らかです。
個人的なことになりますが、仕事で締め切り間際に追い込まれることがよくあります。その時、睡眠時間を削ってでも、仕事を終わりたいことがよくあります。しかし、夜が更けてくると、自然に眠気が生じますし、仕事も行き詰まったりします。仕事を終わらなければと続けても、結局終われないということになることが多いです。結局、寝てしまいます。
ここで、朝起きて、昨日進まなくなってしまったところを再開すると、あっという間にどんどん進む、という経験を何度もしています。これならば、夜に無理に進めないで、早く寝ればよかったといつも思うのです。
状況を整理しましょう。仕事を進められれば、睡眠がとれるので、仕事を進めたのです。しかし、実際には、睡眠をとれば、仕事が進んだのです。
この仕事と睡眠の関係は、まさに循環していて、どちらも大事です。
しかし、私が夜に意識していたのは偏っていて、仕事が進めば、睡眠がとれる、という、順序ばかりでした。しかし、本来意識すべきは、睡眠をとれば仕事が進む、という方だったのです。どちらの順序もあるのですが、片方を忘れてしまっていたのです。
しかも、この睡眠をとれば仕事が進む、こそが問題の解決だったのです。
注目のコメント
睡眠時間が長いグループほど利益率が高い傾向がある、ということですが、逆の因果関係のほうがしっくりきます。
利益率が高い企業ほど、睡眠時間が長い。利益が出ていない企業は、がむしゃらに働かなければならない。精神的なストレスもあるため、ゆっくり眠られない。
前年より睡眠時間が長くなった企業では、利益率がアップしている、というのも利益率がアップしているから、睡眠時間が長くなったと考えられます。この相関関係はむずかしい。「睡眠の科学」第3回は、組織と睡眠の関係について、最近注目されている社会科学系の研究を交えながら、お届けします。
慶應義塾大学の山本勲教授は、働き方と健康、健康と企業業績の関係などについて、統計的な手法を用いて分析をしてきました。今回は初めて、睡眠に焦点を当てて研究したとのことです。
健康と業績について分析したときは、はっきりとした関係性が表れないことも多かったようです。ところが、睡眠と業績テーマにしたところ、如実に相関関係が表れ、因果関係の推定も有意な結果が出て「正直驚いた」と話しています。
それほど、睡眠の問題というのは、クリティカルだということでしょうか。
自然科学の分野だけでなく、睡眠に関する社会科学が発展すれば、睡眠の社会的・経済的重要性がより明確に示されるでしょう。
一方で、日本人の睡眠不足は深刻です。科学的なエビデンスが積み上がるのを待ってはいられません。もし「眠る会社はよく稼ぐ」が少しずつでも実証されたなら、日本社会も自ずと変わっていくかもしれません。
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とても面白い記事なので、ぜひ深掘りをお願いできればと思います。
1.かなり業種による偏りがあるような気がしますが、どうなんでしょうか?
2.最近若い人はよりワークライフバランスを大切にするというのですが、年齢による違いも知りたいと思いました。
3.本当は未上場の企業ほど(たとえばお豆腐屋さんとか)睡眠が少ない気がしますが、これはむずかしいですよね。
4.「睡眠が少ない=仕事をよりしている」っていう前提で進んでいるような気がしますが、それは正しいんでしょうか?ネットやSNSに使ってたりとか?