【三輪綾子】技術的には可能な女性の不調が解消できない理由
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ギリシャの哲学者アリストテレスは、女性の不調はすべて「ヒステリー」だと片付けてきました。(ちなみに彼は、人間にとって脳は頭を冷やすだけの役割で重要でなく、心臓と睾丸が知性のもとだと信じていました)
今年放映されたNHKの「100分deフェミニズム」では、ベトナム戦争後に男性が同様の症状になって初めてPTSDという病名が「診断」されたことを紹介しています。歴史的に女性の痛みや訴えは矮小化され、無視されてきたことがわかります。
今でも女性の悩みは大したことがないと思う人もおり、知り合いやTwitterでも、産婦人科に行って傷つけられた経験を持つ人が少なからずいます。この記事内でのクリニックのように、ただでさえ不調で病院に来ている患者に配慮する姿勢は、これからのクリニックが求められている変化を柔軟にキャッチされていると感じました。
ヒポクラテスの時代よりも科学的に研究が進んだ今、女性の不調はプライベートで女性との接点がある方はもちろん、経営者も関心を持って取り組むべき課題です。
失礼ながら、若干クリニックのPR色がありますがw本記事内のクリニックが目指す価値提供は興味深く、堀江さんとの共著も読んでみます。新年1人目の「究極の5問」は、産婦人科専門医の三輪綾子さんです。
堀江さんとの共著をご覧になった方もいるかもしれませんね。
大室先生とはご夫婦で仲良しだそうで、スタートアップにエンジェル投資をするなど、非常にNewsPicksとの親和性が高いのですが、意外にもご登場は初めてでした。
女性として共感できたのは、「産婦人科に行って傷ついた」という話。
私はそこまでのことはないんですが、部位的にも診てもらうのが恥ずかしい場所だし、友達にもしないような性の話をしなきゃいけなかったりで、ちょっとした不調くらいではなかなか足が向きません。
なんなら、広告とかいっぱい打ってて「機械的に診てくれそう」なクリニックを選んじゃったりもします。
なので、取材していて、三輪先生のクリニックに他県から通う患者さんたちの気持ちがよくわかりました。
男性にも「異文化コミュニケーション」のつもりで、ぜひ読んでほしいです。>医師の「人物像」を知るための情報がなさすぎた
この点に気付いている産婦人科医は多くいて、そういったクリニックでは積極的にSNSを更新したり、HPを工夫したりして、若い女性にクリニックに足を運んでもらおうと頑張っています。「近いから」という理由だけで婦人科クリニックを選ぶ時代は終わったという認識を持つべきだと思います。
>産婦人科は、女性のすべての不調を診られる科であり、人生に寄り添う科
この考え方、本当に素敵です。私にもかかりつけ医が複数いますが、そう考えて下さっている先生に巡り合えて幸せです。