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座って語れる場の提供など、従来から高齢者を孤立させない取り組みに力を入れていましたが、廃棄パンを粉砕して新しいパンに生まれ変わらせたリサイクルパンを定常的に販売するなど、同社は環境に関する取り組みにも工夫を凝らしていて面白いです。
生産性だけを見れば、早く処理できた方が良い。だけど、顧客とのエンゲージメントを重視しての、ライフタイムバリューの観点から見ると、こちらの方が良い。
いま取り組んでいる様々な事柄を見直したくなるような記事でした。
最近、飲食店でもタッチパネルやタブレット、スマホによるセルフオーダー方法を採用するところがコロナ禍の影響で一気に増えました。その結果、サービスに味気無さを感じている人も多いのではないでしょうか。人が介在しないサービスでは、日本が得意としているおもてなしの力も発揮しようがないですね。
真偽はわかりませんが、バブル時代の日本人観光客がブランドショップで嫌われたのは「店員と一言も話さなかった」ことも大きな原因だったそうです。
自分たちでは群れて騒いでいるくせに、店員さんには商品を指さしして購入するという態度だったとのこと。
せめて、「thanks」くらい言えなかったのでしょうかね〜。
私はコンビニでもスーパーでも商品を受取る時に「ありがとう」と必ず言うようにしています。
ついつい自分視点だと、時短・効率化と発想しがちですが、視点を切り替えて見える世界が変わるという良いお手本でした。
独居の高齢世帯では、効率化よりも寄り添う心も大切なのでしょう。
話しながらの注文の良さが、
このスローレジのようにぶり返しそうですね。
介護現場も科学的介護と生産性が謳われていますが、
だからこそ食器拭きを高齢者も職員も巻き込んでやる機会が重宝されています。
「電子書籍が出た時」▶︎「紙書籍(出版)はなくなる」
「YouTubeなどと動画配信サービスが出た時」▶︎「テレビはなくなる」
これまで、何か新しい事が出れば必ずと言って良いほど「〜はなくなる」「〜はこうなる」などと言われてきましたが、実際のところは何も無くなっていない。というのが現実です。
無くならない理由と1つとして、昔からそれらを使って生活して来たからこそ「安心感」「落ち着きさ」「生活へのフィット感」が生まれているからでは無いでしょうか。
今回の記事のオランダのレジも同じ事だと思います。
新しい物が出たからと必ずしも「全ての人」にその環境が当てはまるものではありません。
ゆっくりお話ししながらレジを楽しみたい人だっているのは当然です。それら含め世代によってはニーズだって変わってきます。
急ぎたい人並びたくない。などという人は、早いレジに行けば良い事です。
急ぐ人と共存できるように「ファストレーン」と「スローレーン」に分けるのは本当に正しいことだと思います。
それぞれ必要な人が、必要な選択をできるようにし、誰しもが買い物を楽しめる環境を作る。何より重要な事。
新しい物が誕生しても、全ての人がそれを好むわけではない。
元々のやり方が好きだった人もいるという事を考え、全世代が満足して生活できる環境をこれからもっと作っていきたいですね。