中国、アリババ傘下2社の「黄金株」取得 コンテンツ管理強化で
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アリババ社の"国有化"、ではありません。ただ、国有企業が党の立場、意向で動くのは疑いなく、今後、市場や社会への影響力があり、且つ膨大な個人データを抱える民間IT企業に対する党の支配力が強化されるのは必至でしょう。アリババなどは、独立性と引き換えに生存力を確保しようと躍起になっています。生存なき成長はない、という判断でしょう。
中国政府は、アリババやテンセントの子会社の拒否権付き株式を取得し、本体を実質的に支配しようとしています。意思決定に自由度がなくなると、企業の成長のスピードは落ちる。国家の経済成長にも影響するでしょう。
資本主義的な自由競争で産業を成長させた後で国家の統制下に置く、というのは社会主義の常套手段です。しかしそれにしても、習近平政権第二期以降、webコンテンツの統制がだいぶ進みましたね。
『史記』周本紀に「防民之口、甚於防水。水壅而潰、傷人必多、民亦如之。是故為水者決之使導、為民者宣之使言(人々の言論を封じるのは、川の水を防ぐこと以上に酷いことになる。川は塞がれると決壊し、必ず多くの被害を出す。言論を封じるのも同じである。そこで治水の際には水を逃して誘導し、治世の際には人々の発言を自由にするのだ)」とあります。
あまり締めつけない方が良いと思いますが……