【最前線】いま、解き明かされる睡眠のミステリー
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「睡眠は脳と体の休息」。当然のようにそう思っていたけれど、実は睡眠の機能はほとんどわかっていないらしい。
起きている間に「眠気のもと」が溜まって眠くなり、眠っている間に消えていき目が覚める。概念はとてもシンプルでわかりやすいのに、「眠気のもと」の正体は不明…。
人生の3分の1は眠っているというのに、なぜこんなにも謎が多いのか。今回の特集は、そんな疑問から出発しました。
「睡眠の科学」第1回は、眠りをめぐるこれまでの謎解き物語と、睡眠に特化した世界で一つの研究所で謎に挑むの研究者たちに取材した内容を、インフォグラフィクスでお届けします。
忙しいとついついおろそかにされがちな睡眠。
エジソンやナポレオンは短時間睡眠者として知られていますが、実はよく昼寝や居眠りをしていたとの説も。アインシュタインは毎日10時間以上眠っていたそうです。
今週はちょっとだけまじめに睡眠と向き合ってみませんか。中居記者による睡眠についての特集がスタート。初回の今日は、睡眠という動物にとっての根源的な営みが、科学的にどこまで解明されているのかを、デザイナーの岩城さんによる見応えのあるインフォグラフィクスで紹介します。
登場する筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)は、世界で唯一の睡眠に特化した研究所です。それが、「睡眠不足大国」の日本にあるというのも面白いですよね。
Chapter3で研究成果が紹介されている櫻井武教授は人工冬眠の研究でも知られています。睡眠と冬眠は似て非なる現象ですが、どちらも謎が多いという点で共通しています。その両方で、日本発の研究が世界の注目を集めているのです。NewsPicksのオリジナル連載「ディープな科学」でも櫻井さんに取材させていただきましたが、非常に面白くてワクワクしました。
https://newspicks.com/news/5107138?ref=search&ref_q=%E5%86%AC%E7%9C%A0&ref_t=top昔は朝起きられない人に対して「それは怠けているだけ」「気合いが足りない」などと叱責する人が多かったはずですが、このような研究結果を通して、怒る側にも知識が必要であり、特に社員の健康経営に関心が高まる今の時代、企業側ができることは多々ありそうです。