熊本・菊陽町進出のTSMC「日本に第2工場を検討」
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注目のコメント
ちょうど1か月前に現地報道ベースでは出ていた(下記)。今回はTSMC自身が「検討」を発表した、というのが違い。
多分「第二工場」という表現から、TSMC単体ではなくJASMなのだろう(単体であれば「第一工場」とかとなると思う)。ただ12月にソニーが熊本で半導体新工場(これはセンサー自体)という報道もあった。この増設に対応することも含めた第二工場なのか、それとも両社とも「検討」という意味で一個の工場の可能性もあるのか。
一個だとすると、ソニーはセンサー自体をTSMCと作るということになり、それは戦略的にこれまでと違う。虎の子でもあるし、一方で餅は餅屋とかもあるかもしれない。
あと報道では7nmだった。現在建設中のJASMは、22/28nmと12/16nm(FinFET)。どれくらいの線幅になり、TSMCが世界でリスク分散するなかで、米国(現在3/4/7nmの計画)、ドイツでどういうバランシングをしていくか。
リスク分散でもあれば、台湾にとっては先端があるからこそ世界の中で価値がある(中国との防衛も含めて)という、先端をあえて作るからこそのリスクヘッジ、も絡む領域。
TSMC、熊本に7nmプロセスの第2工場 台湾メディア
https://newspicks.com/news/7899018
ソニー、熊本に半導体新工場 数千億円投資
https://newspicks.com/news/7907515一つめの工場建設決定までには時間かかってましたが、
早速第2工場なんですね。
日本の経済や半導体開発追従の面では嬉しいニュースです。
一方で、補助金等の優遇措置で誘致している側面や円安とか
あるのでしょうが、海外工場建設を加速しなければならない程
台湾海峡情勢が切迫化してるようにも取れるので、不安も
感じます。。