生涯子どもなし、日本突出 50歳女性の27%
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各国との比較のグラフに衝撃を受けました…。記事中の要因分析における、①結婚困難型、②無子思考型、③出産延期型、④不妊・健康理由型のうち、①が最多、②は若い世代で増加しており、次に多いものの全体の5%程度とされていることから、まずは、①に絡む要因を分析し、問題を解消する必要があるかと思います。
①は、記事の通り経済的な理由もあるかもしれませんが、同時に、結婚しなければ子は持てぬという日本人の固定観念は大きいように思います。私自身、後者が諦めざるを得なかった理由のひとつでしたが、米国にいる未婚の同世代の友人は精子提供を受けて2人の子どもを育てています。また、固定観念だけでなく、今の日本は近くに家族が住んでいなければ仕事をしながらひとりで育てることは困難です。結婚していて子が持てない世帯と結婚せず子が持てない世帯、それぞれに持てない要因があります。実態をきちんと認識すると、異なる対応策も見えてくるのではないかと思われます。
注目のコメント
(少子化自体が果たして問題なのかはさておくとして)、子を持つ・持たないは全く個人の自由であるにもかかわらず、「女は結婚して子を産むもの」という無意識のレッテル貼りはいまだに存在していると感じます。(日常会話で「結婚しないの?」「子どもは?」みたいな質問が悪意なく飛び交ってることからも)
そうした圧力に対抗していくよりも、受け流す方が簡単なので、わざわざ私的な実情を社会に公表するような人は少ないと思います。それゆえ、子を「持たない」方々の個別具体的事情が見えておらず、制度にも反映されていない。
「どうしたら産みたい人が産めるようになるか」は大事ですが、「産まない」という選択をしている人たち、いわゆる選択的無子が尊重される社会を作っていくことも重要であるように思います。日本は、アメリカやイギリスに比べて医療費等々、育休、保育園補助なり圧倒的に足りないということはないと思うです。むしろ、上回っている。なので、子育て支援策も重要だが、同時にM字カーブしかり、チャイルドペナルティ(子供を産んで女性の収入が激減する状況)なり、男性の働く環境の是正も必須だと思います。
チャイルドペナルティ是正には、男性が育児参画しかないという研究者の声もあります。