アメリカ賃上げ策は｢ライバル企業への転職促進｣

我が国でも雇用契約で競業避止義務を課すことは多いけど、退職時に割り増し退職金等を払って明示的に合意しない限り、職業選択の自由が優先して実態的な効果は薄いと承知しています。我が国の場合、競業避止以前に転職そのものが難しい雇用環境が蔓延って、それが賃金を下げているのは明らかです。ライバル企業といわず、解雇規制と雇用保障の仕組みを変えて転職そのものを促進することが生産性を向上させ賃金を上げる施策になりそうです。
とはいうものの・・・　転職を申し出られた雇用主が無理筋であることを承知で”競業避止義務を”脅し”に使うこともたぶん多いので、それがどの程度効力を持つものか、従業員の側もしっかり学んでおく必要はありそうです。辞めると言ったらどうぞどうぞと喜ばれそうな化石の私にゃ関係ないですが。　(^^;