宇田川准教授が示す、新たな経営変革論──他者を媒介にして自らを問い直し、組織が生きる物語が変わる

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注目のコメント

• 宇田川 元一

  埼玉大学経済経営系大学院 准教授

  ・2023年01月11日

  私の単体のインタビュー後編です。
  昨日に引き続き、企業変革について、これまでの連載でのインタビューを振り返りつつ、理論的な観点から語っています。
  
  アンゾフのシナジー効果と経営上の筋道の視点と、セオドア・レヴィットの「マーケティング近視眼」の視点、そこに人類学者の山口昌男がかつて述べた「他者を媒介として己を量りなおす」という観点を撚り合わせ、変革とは一体何なのか、何が大事なのか、ということについて考えを深めていきます。
  そこから見えてきた点を踏まえて、これまでの連載で行ったインタビュー内容を振り返りつつ、ゲストの方々の言葉から見えてくる変革の論点を考えています。
  また、最後には先日の日本のワールドカップでの活躍のことと変革の関係についても考え、ここから先、どのように日本の社会に生きる私達が、変革に向き合っていくことが大切か、ということについても少し語っています。
  考えが深まるときと、なかなか深まらないので試行錯誤するときがあるのですが、やっと少し自分なりに考えが深まって整理されてきたような気もします。
  まだまだ著作を完成させる上で掘り下げるべき点はたくさんあるのですが、大事なことはここだなと思ったことを話すことができて良かったなと思っています。
  ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。