スズキに異変、なぜ収益の要・インド市場でシェア低下?先進国が未経験の成長過程
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スズキにとってインドは莫大なアセットだ。
現地に根を張ってビジネスしてきた結果だ。
インド工科大学出身の優秀層も採用が増えている。
直近では伸びていくしかない市場。
スズキがシェア維持するためには今まで以上にコストパフォーマンスに優れたモデルを出し続けることと、それをEVでも実現すること。なぜスズキがインドでシェアが高いのか、なぜトヨタではないのか、現地インド人に聞いたところ、コスパ、だそう。インド人はそういう買い物の価値観らしい(彼曰く)。ブランドは、全く関係ないとは言わないが、移動という目的に対してスズキのはコストがかなり安いから、とのこと。だからシェアを維持してきた。しかしこれからは、中国、韓国の、よりコスパよいEVに勝たなければならないから、正念場になる。コスパも大切なのは分かるのですが、今のインドの購買層はすでに中流へ移行していて、価格に見合う「性能」よりも価格以上の「見栄え」を求めているのでは?
自動車における見栄えはすなわち「サイズ感」であり、最初から大型SUVまでモデルを揃えて仕掛けてきた中国メーカーに対して、スズキはいまだに小型車の域を出ておらず、人気のあったエスクード(ビターラ)もダウンサイジングしてしまっていて、今後増え続ける中流層への訴求力の弱いことがスズキのシェア低下の一因だと思います。