世界経済を待ち受けるのはより厳しい時代、著名エコノミストが警告

コメント

注目のコメント

• 土田 陽介

  三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティング株式会社 副主任研究員

  ・2023年01月09日

  次のパンデミックでは、余程のことがない限り、行動制限と所得補償は行われないかもしれません。
  
  今回の世界的な高インフレは、供給制約（再構築）によるところが大きいわけですが、債務急増に伴うインフレ課税としての性格も多分に強いものです。世界経済を待ち受ける厳しい時代は、確実にこの延長にある。
  
  マクロ的なコストに鑑みた場合、どのような政策判断がなされるか。特に、世界中の富と知恵が集まる米国がどのような判断を取るか、注目すべきだと私は考えます。
• 辛坊 正記

  (株)ＴＯＡＳＵ特別研究員（経済評論家・コンサルタント）

  ・2023年01月09日

  世界中で長く続いた量的緩和で溢れたカネが経済活動の隅々まで行き渡る中、２％のインフレ目標を達成すれば経済が安定的に成長するという中央銀行万能論が行き詰り、これまで物価を抑制して来た中国等を巻き込むグローバル化がイデオロギーの違いやら戦争やらで逆回転を始めたのですから、溢れたカネがどのように暴れ出すかは今の時点で誰にも分からないというのが実相じゃないのかな・・・
  「今後１年か２年に妥当と思われる結果の範囲は極めて広い」というのはその通りだろうと感じます。　(・。・;ゾーッ
• 佐々木 一寿

  研究者、ジャーナリスト、編集者、作家、経済評論家

  ・2023年01月10日

  AEAは経済学者の実質的な世界最高の会合で、そこでは去年のインフレの程度を見誤ったという反省があったようですね。数十年ぶりのインフレでしたので、世界最高レベルの経済学者たちも正常性バイアスの中にいたのかもしれませんが、率直に反省する姿勢は米国の経済学の強靭さと無関係ではないと思います