2023/1/7

【新】就活生に伝えたい、理想の職場を見抜く「目利き力」

NewsPicks編集部
今週の「The Prophet」に登場するのは、「会社(職場)の選び方」というテーマの決定版というべき850ページの大著、『いい会社はどこにある?』(ダイヤモンド社)を刊行した『MyNewsJapan』編集長の渡邉正裕氏だ。
「万人にとっていい会社」など存在しない。だからこそ、本当に「いい会社」に出合うために必要なのは、自分なりの優先順位をつける「座標軸」を見つけることだ。
そう提言する本書は、「9つの視点、12の条件」をもとに日本の主要企業を分析していく。
渡邉氏が20年以上にわたって続けてきた、有名企業の会社員への直接取材がデータソースになっているだけあり、本書には企業が隠しておきたがるような生々しい証言も満載だ。
就活生の情報源として役立つのはもちろん、日本経済の停滞の深刻さを伝える本でもあり、いまだ規制で守られている大企業の既得権益を白日の下に晒す内容にもなっている。
以下、前後編のインタビューで、渡邉氏にそのエッセンスを語ってもらおう。
INDEX
  • 「安定」の定義を再考しよう
  • 学歴と「雇われる力」の相関性
  • 旧式な大企業も「使いよう」
  • 「新卒カード」は慎重に切るべき