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市場のみならず、財務省が行った国債入札の落札利回りも0.5%に張り付きました。国債の人気が更に下がって落札利回りが0.5%を上回ったら、つまり、日銀が金利を抑えるため無条件に買う価格を下回ったら、国債を落札して日銀に持ち込めば濡れ手に泡で稼げる状況が生まれます。発行した国債が落札者の手を経て市中に回って一定期間滞留すれば、国民が節約して貯めた貯蓄で国債を買っているのだから財政ファイナンスでないと強弁することが出来ますが、財務省が発行した国債が即刻日銀に買い取られると、世界が禁じ手とする財政ファイナンスそのものに陥ります。そうなると、日銀は12月に次いで遠からず再び政策修正を迫られます。
我が国には20社からなるプライマリーディーラー制度があって、その半分以上が外資系の金融機関です。国債入札で有利な地位を占めるのと引き換えに各入札で一定の引き受け義務を負い、年間200兆円以上に上る新規発行国債の安定消化に貢献しています。落札利回りが日銀の定める上限に達し、市中金利も上限に張り付く異常な事態になれば、まともな方法で稼ぐより、国債を売り浴びせて日銀を打ち負かす方が儲かると考える投機筋が更に勢いを増すことになるでしょう。
仮にそんな状況に陥れば、大手金融機関であるプライマリーディーラー、なかんずく外資系金融機関が日本の国際市場を見限ってプライマリーディーラーの地位を降り、日銀と財務省に戦いを挑んで稼ぐ方向に転じないとも限りません。万万が一にもそんなことになったら大変です。禁じ手を連発する異常な政策は異常な結果を招くと異次元緩和の初期から言い続けて来ましたが、こうした記事を見るにつけ、日銀のコントロールが限界に達して異常さが増してきているように感じます (・・;
日銀総裁交代を機に、政府日銀アコードの見直し、それに伴うゼロ金利政策の見直しという「当たり前」が起こるのでしょう
住宅ローンを短期変動金利で転がしている方々は、ジタバタすることはないけど多少のコストアップを覚悟する必要があるかもです
6日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが0.5%を付けた。2015年7月以来7年半ぶり高水準で、日銀が22年12月20日に長期金利の上限を「0.5%程度」と従来の「0.25%程度」から引き上げてから上限到達は初、とのこと。