今日のオリジナル番組


詳細を確認
タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
本日配信
67Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
マツダがロータリーエンジンをレンジエクステンダー(EVの航続距離を延ばすためのシステム)として活用するという話については、10年前からマツダ自身も何度かメディア向けに技術説明会をしてきていますし、MX30で市場に出てくるとのうわさはありましたが、ついに!ですね。

なぜ、あえてロータリーエンジンを?という点だが、

ロータリーエンジンには

・小型軽量
・バルブなどが不要なため構造がシンプル
・部品点数が少ない

といった構造面での特徴に加え

・ピストン運動ではなく回転運動のため、振動が少ない
・高回転域まですぐに到達
・窒素酸化物(NOx)が生成しにくい
・ガソリン以外のマルチフューエルへの対応力が高い

といったエンジン構造からくる特性があるが、

中でも、最後のマルチフューエル対応が、LPGやCNGだけでなく、バイオ燃料や水素への対応性が高く、そのサイズに比して、高出力を期待できる、という点が最も理由として大きいように思います。

技術的には、これまでの地道な研究開発の延長線上を見据えた非常に戦略的なものではありますが、欧米中がBEVへと雪崩を打って投資をする中で、製品としてもBEVに対して圧倒的な優位性を築くことができるか、またそれ以上に、ニッチではない一定の規模を持つ市場として、この市場を形成することが出来るか?などなど、多くの課題が待ち構えているように思います。
以前にもコメントしましたが、
ロータリーエンジン復活と言っても、
ファンが望んだ姿では無いでしょうね
https://newspicks.com/news/5953861

特許申請もありますし、出てくるのでしょう
https://newspicks.com/news/7911299

とは言え、以前はBMW i3などでやりながら、その後やめちゃったBEV+レンジエクステンダーのカタチ(シリーズハイブリッドなPHEVとの棲み分けがアレですが)

個人的にはアリだと思ってますので、期待してます
マツダが「トルクを発生する」ためのエンジンではなく「発電専用」のエンジンに注力したことが、戦略的すぎます!

例えば、このレンジエクステンダー用エンジンを仮に水素やバイオ燃料で回したら、完全にゼロ・エミッションの車両となります。

しかも、PHEVなので、電池容量は、BEVの1/5から1/10ですみます。資源的にも重量的にもコスト的にも、単なるBEVを大きくしのぐ、新たな環境車の登場となります。

そう考えると、「復活」ではなく「新生」というのが正解でしょう。

※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
わくわく
自動車中堅。世界初、ロータリーエンジンを実用化。燃費と走りを両立した中小型車に強み。2015年フォードとの提携解消、2017年トヨタと業務資本提携。
時価総額
1.14 兆円

業績