[ワシントン 5日 ロイター] - 米ホワイトハウスの当局者は5日、ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループ創設者でプーチン大統領の側近、エフゲニー・プリゴジン氏がウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムト近郊で採掘される塩や石こうを掌握することに関心があるとの見方を示した。

プリゴジン氏ひいてはロシアがバフムト掌握に「執念」を見せるのには金銭的動機があるようだと語った。

プリゴジン氏は西側諸国の制裁対象に指定されている。

同当局者によると、ワグネルが派遣した雇い兵約5万人のうち、4100人が死亡し、1万人が負傷。死者のうち1000人強は11月下旬から12月上旬の短い期間にバフムト周辺で死亡したという。

米政府高官は先月、ワグネルがクライナに侵攻するロシア軍を支えるため、北朝鮮から兵器の納入を受けたと明らかにしていた。ウクライナ侵攻でワグネルの役割が拡大しているとみられる。