【革新】味の素の「非食品ビジネス」がすごすぎた
NewsPicks編集部
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> ABFはニッチな半導体材料として知られ、具体的にいうと、うま味調味料の製造工程で生まれる副産物を使った絶縁材料「味の素・ビルドアップ・フィルム」のこと。コンピュータを動かす高性能半導体(CPU)の絶縁材に使われる。
なるほど。
注目のコメント
味の素が半導体の絶縁体を開発し、大きな事業に育っているという話です。
ポイントはここにありますね。
「1990年代にコンピューター市場が拡大しはじめたとき、ある電子機器メーカーから回路基板用にフィルム状絶縁材料がほしいという依頼を受けたと、味の素アミノサイエンス事業本部の押村英子氏は語る。」
確かにできてしまえば技術的には関連性はあると言えますが、出来るまではとても大変だと思います。
加えて、こうしたおそらく既存顧客ではない顧客からの要望に対して、資源配分をして開発ができたのはなかなかどの会社でもできる話ではないと思います。
つまり、事業機会を拾うセンサーが機能している、それに対する技術基盤と開発支援体制がある、事業化の判断ができる(投資できる)、ということが相まって実現した事例だと思います。既存の事業領域からの大きなジャンプ。
富士フィルムが、写真フィルムから化粧品や医薬品事業に転換していったケースを思い出します。
既存事業が強いうちにこうしたトライを進めることは難しいこと。
そして、既存事業が強いうちでないと、なかなかうまくいかないトライでもありますね。