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携帯電話の使用によるロシア軍人の位置情報の特定は、この戦争中にすでに何度も起きています。
 最初の数か月間に、ロシア軍の将軍が何人も相次いで直撃を受けて戦死していたのは、ほぼこのためです。最近は、ロシア軍も学習したのか、将軍がそういう目にあうことは無くなりました。

膨大に飛び交っている電波から、ある将軍の座標を特定する、というような電子戦において、世界で最も優れているのは米軍です(イスラエル軍もですが)。
 ウクライナ領空ギリギリのところを常時シフトを組んで飛んでいる米軍(とヨーロッパの同盟国)の早期警戒管制機が、ウクライナ軍を支援することで、ウクライナ軍は電子戦において優位に立っています。

ただ、今回の場合は、携帯電話の使用が主因かどうかはわかりません。
 学校にロシア軍人数百人が集まってパーティーをする、などというイベントは、地元のウクライナ人に知れ渡るでしょうし、ウクライナ軍に通報する人もいるでしょう。
 ロシア国防省としては、とりあえず携帯電話の使用を戒めたいようです。
電波情報(SIGINT)ということが理解出来ていれば、携帯を使わせないのが基本なのだが、ロシア軍の規律の緩みはそうしたことを不可能にしているのだろう。結局、動員兵を前線に使うことの大きなリスクは、こうした規律の緩みが部隊の脆弱性につながると言うことなのだろう。