ことしの10大リスク 最大のリスクは「ならず者国家ロシア」
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ユーラシアグループによる『ことしの10大リスク』
これは極めて妥当な見解ではなかろうか。
まずは、世界の主要各国から施策的・経済的な非難を受けるロシアが自暴自棄になり、これ以上に秩序を乱すようなことがあると、いよいよ手に負えなくなってしまう。
そして、社会主義国家の中国の習氏による国家運営。
やはり、私は民主主義国家でないと、国家としての考え等に偏りが生じやすくなるため、社会主義国家には悲観的になってしまう。
中国の現体制に意見を言ったところでどうにかなる問題ではないことは承知しているが、やはり世界の安全・秩序を守るための言動を、中国には期待する。
注目のコメント
9位の「デジタルネーティブ世代の台頭」は、原題では「Tik Tok Boom」というタイトルが付され、内容的にはZ世代の影響力について2ページにわたって解説されています。既に世界人口の3割を占め2025年には世界労働力の27%を占めるとされており、特徴としてはデジタルネーティブ、グローバル、ダイバース、そしてアクティビストで実際に行動することであると指摘。昨年の米中間選挙では民主党を多くが支持しレッドウエーブを阻止したと言及。最大の人口ボリューム層となるZ世代はワークプレイス環境も再定義していくことは確実であり、本物のダイバースへの対応など、企業側はかつてないほどの変革のプレシャーを感じることになると予想しています。
https://www.eurasiagroup.net/files/upload/EurasiaGroup_TopRisks2023.pdfちなみに、
2位 習近平国家主席
3位 大量破壊兵器
4位 インフレ
5位 イラン
6位 エネルギー供給
7位 グローバルな経済発展
8位 米国の分断
9位 ティクトク
10位 水問題
とのことですが、
個人と、国と、技術と、現象と、異なるカテゴリーのものが並べられていて、順位のつけようがないような話です。
相互に深く結びついているものも多く、たとえば、ロシアと中国とイランと大量破壊兵器とエネルギー供給は、一体ではないにしても、深く結びついています。
エネルギー供給とインフレとグローバルな経済発展(特に中間層の衰退)も、不可分なくらい結びついていますね。
水問題は、個人的には、この中でも最も多くの死者が出る原因になると思いますが、ピークは2023年ではなく、10年以上先だろうと思います。
The Top 10 Global Risks of 2023
https://time.com/6243988/top-global-risks-of-2023/毎年新年恒例の「10大リスク」。「日本にとっては」と考えると、順位が入れ替わり、他の要素も入るのだと思います。
1. ならず者国家ロシア
2. 権力が最大化された習近平
3. 新たなテクノロジーによる破壊的作用(権威主義への効用、民主主義の減弱、社会的分断など)
4. インフレの衝撃波(世界的景気停滞は新興国市場のリスクを上昇)
5. 追い詰められたイラン
6. エネルギー危機
7. 世界的発展の停滞
8. アメリカ社会の分断
9. TikTokブーム(デジタルネイティブのZ世代の台頭による政治的・地政学的影響)
10. 水危機
補足(レッド・ヘリング(真のリスクから注意を逸らすもの))
①ウクライナ支援へのヒビ
②EUの政治的機能不全
③台湾危機