Googleが「フェルミ推定」採用をなくした当たり前すぎる結論
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フェルミ推定『のみ』が採用の基準になってしまうようは、入社後の企業社員双方の思考のズレに繋がる可能性がありそう。
ただ、論理思考トレーニングは自身の思考整理も繋がる可能性が高いため、積極的に企業としてもいち社員としても導入すべき案件ですよね。
注目のコメント
人は自分に似た人に自然と好印象を持ち、自分とは違う人に違和感を感じがちだと思います。これは面接でも同じで、フェルミ推定で能力が測れると信じる面接官は、自分の「地頭の良さ」にプライドを持っている可能性が強く、候補者が自分と同じような論理思考を持っていると評価をしたくなってしまうのではないでしょうか。同時に、愛読者や尊敬する人物でも、自分の趣味嗜好と同じ人には好感を持ってしまうのかと。
相手が採用後に企業で活躍出来る人物かどうかというのを見極めるのにふさわしい資質は何か、その資質の有無をはかる質問は何かというのは、人事が中心になり常に見直しながらしっかりと設定し、面接を担当する社員に教育をするのが大切だと思います。個人的には細谷功氏によるビジネスに必要な力の分解を参考にしています。まず、心技体の3つのフレームがあり、そのうちの「技」をさらに3つに分岐させて、知識力・対人感性力・考える力(いわゆる地頭)として整理しています。
それぞれの比重を等しくしてみれば、それこそフェルミ推定で推定できる能力はビジネスに必要な力の1/9程度なんですよね。
言ってしまえばフェルミ推定は、自分1人の脳内に限定された情報の中で、他者と協力せずに暫定的な結論を導き出すわけですから、様々な他者と協力し、問題を発見する必要がある現代のビジネスとは趣向を異にする部分があるのでしょう。フェルミ推定で測ることは、大企業向きではないけどベンチャーでは良いと思いますよ。
記事に、
>フェルミ推定で明らかになるのは、「突飛な質問へ即座に論理的に推理できる臨機応変さ」であり、それによってあらゆるビジネスシーンに通用する能力が測れるわけではなかったのです。
とありますが、その臨機応変さはベンチャーなど規模の小さい組織では凄く大事ですからね。