韓国国防省 ロケット打ち上げ実験に成功と発表 日本各地でも光
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ロケットによる特徴的な夜光雲です。ロケット打ち上げに際して特に固体燃料ロケットはその噴煙に化学成分を多く含むため、夜光雲が見えることも頻繁で、日本でもイプシロンの打ち上げの際に特徴的な夜光雲がみられたことがありました。
夜光雲は主に太陽の光を反射しているパターンのものと、噴煙の化学成分が発光しているパターンのものがありますが、今回は特に太陽の光の反射が大きいように思われます。夕方の日没後割とすぐの時間帯ですので、ロケットが上昇するような高度数十kmではまだ直射日光があるような環境です。そうしたところにロケットによる噴煙があると、太陽の光を反射して光り輝くことになります。よく人工衛星がゆっくり光りながら夜空を動いているようなことがありますが、これは人工衛星が太陽の光を反射しているからです。ロケットが原因ではない自然の夜光雲も、氷の雲に太陽の光が反射しているために見られます。
噴煙の化学成分が発光するパターンでは、イプシロンロケットの発射時に赤や青の発光がみられたことがあり、ただの反射では説明しにくいことから化学成分による自家発光、もしくは電離層の大気成分と反応した励起発光だと考えられています。
連日のように北朝鮮のミサイルのニュースがある中であったこともあり、この光を目撃して不安感を抱いたパイロットが多く、帰ってきたパイロットからあれは何?と聞かれて返事に困っていたところでした。韓国の実験であったということで、とりあえず安心です。えっ!? これ韓国の軍事ロケットだったの?
韓国国防省は「軍事保安上、予告できなかった」と。予告のないロケットはミサイルと同じだ。
もし北朝鮮が同じような打ち上げをすれば日本は戦争前夜のような大混乱になるだろう。