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岩合光昭と「にゃんこ」の目線
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両者のすれ違いが浮き彫りになった会談でした。プーチン大統領は「来春のモスクワへの公式訪問を楽しみにしている」と習近平国家主席に呼びかけましたが、このやりとりは中国外務省の発表にはありませんでした。ロシア・ウクライナ戦争について、習氏は「今後も客観的で公正な立場を維持し、平和解決に向けて建設的な役割を発揮していきたい」と中立の立場を強調したうえで、将来の仲裁の可能性も示唆しました。今年2月の会談と比べて中国側がだいぶ引いた印象です。
ここで大事なのは主語。軍事協力強化を求めたのはプーチンであり、習近平ではない。まあ、習近平も表向きは反対しないだろうが、ロシアと協力してもおそらくなんのメリットもない。
一瞬ミスリードされそうなタイトルですが、あくまでもプーチンの一方的な希望であり、合意ではないということですね。
冒頭に主語がないのが誤解を招く要因。あまり褒められたものではありませんね。
日本世論を見てみると、NATOのウクライナ拡大は正義であり、ソ連が崩壊してからさらにロシアを分解させることも正義であるかのようです。
ロシア・ウクライナ戦争を見て、ロシアの軍人ばかり数万人も死んでいますが、ウクライナの兵隊は一人たりとも死亡しているようです。ウクライナ側がたまに一人か二人の市民、子供が爆撃を受けて死んだようですが、戦争はこんな形でやっているのでしょうか。
子供の縄跳びゲームでもないし。
今回の戦争で1番得をしているのは誰なんだろう。1番損しているのはEU何でしょうが、中国は武器を売っている形跡はないようですが、安くエネルギーが手に入るでしょうね。
中ソ対立の歴史を知らない人ほど、中国とロシアは蜜月だと主張したがるのかな?と思った一年です。両国だけではないですが、外交とは、論点ごとに緊張と緩和を繰り返すものではないでしょうか。
敵の敵は味方とはならないでしょうね。
中国はアメリカを敵しても、何のメリットも無いことは、良く分かっています。
アメリカに輸出できななくなると困るからです。
むしろロシアとの関係を否定しないくらいにして、アメリカが中国を引き留めるぐらいの関係が理想なのではないでしょうか。
ロシアが何を表明しても何も言わないのがベストだと思います。
石油や天然ガスは豊富にあるが、経済制裁により売り先が限られてきたロシア。14億人の国民を持つ国家を運営していくために、世界中から食糧とエネルギーを調達し続ける必要がある中国。エネルギーの国際間取引は基本的にドル決済ですが、前回の中ロ首脳会談で、ロシアの天然ガスについて、中国は元で決済できるという約束を取り付けたと、私が有料で購読している某国際政治学者の記事にありました。これは、中国にとってものすごいメリットですよね。中央銀行が元を刷ればいくらでもガスを買えるのですから。恐らくその時から軍事協力については道筋をつけていたのかもしれません。
そうなるとロシアは継戦能力が上がりますので、ウクライナとの紛争はさらに長期がするもしれない。
ただし、ガスの売り先が大きく中国に偏り、しかもそこでロシアが得られる通貨は元となると、将来的にロシアは中国の経済圏に取り込まれてしまうと言う可能性がある。
プーチンはロシアの選択肢を維持するために他の独裁国との連携を進めるでしょう。例えばイランとか。イランは中国とも連携をしているが、先日イランの敵国であるサウジと中国の協定に激怒している。

世界は複雑ですねー
今のロシアにとっては中国にすがるしかないのでしょう。

とはいえ、中国もしたたかですから、そう簡単にOKとは言わないはずです。
米国とロシアを天秤にかけて、漁夫の利を得ようとするのが定石です。
プーチンは踏み込んだアプローチをしましたね。中国がどのように応じるかによっては今度の東西関係が大きく変わってくるかのせいすらあります。注目します。

現実的にはグレーな反応をするのでしょうね。