2023/1/1
【お年玉企画】新年の抱負を「書き初め」して目標達成しよう
皆さま、明けましておめでとうございます。
この年末年始は、新型コロナウイルスによる行動制限が減り、「いつも通り」の年越しを迎えた方も多いのではないでしょうか。
2023年は、不安定な円相場や景気後退の懸念など、コロナ以外にも憂慮するべき事柄がたくさんあります。そんな中でも一人一人が活路を見いだし、たくましく生きていく年になるように願っております。
そこでNewsPicksは、皆さまに「新年の抱負」をお寄せいただくことで、みんなで明るい1年にしていきたいと考えました。
この記事にコメントすると、合計100名にプレゼントが当たるお年玉企画も行います(詳細は記事末尾にて)。
皆さまの「書き初め」を楽しみにお待ちしております。
- 🎍 大室正志:心身ともに余裕を持つ
- 🌅 石戸 亮:枠組みから外れる勇気
- 🌄 村上フレンツェル玲:横連携が肝
- 🎍 カン ハンナ:まず足元を固める
- 🌄 下山明彦:可能性を広げる1年に
- 🌅 宇井吉美:苦難を糧に進む力
- 🎍 田口一成:社会起業に選択肢を
- 🌅 橋本 真里子:感謝を忘れずに
- 🎁 お年玉プレゼント【第一弾】詳細
🎍 大室正志:心身ともに余裕を持つ
私が子供の頃の「徹子の部屋」では年内最終日のゲストはタモリさんが恒例でした。
徹子さんに「来年の抱負は?」と聞かれるたび、タモリさんは毎年「現状維持」と答えていたのを覚えています。
当時はあまり面白くない回答だなと思って聞いていましたが、その後の数十年にわたるタモリさんの活躍を見た時、この心構えは結構大事なんじゃないかと思い始めました(笑)。
実際タモリさんの泰然自若とした雰囲気にすごく合っている答えだなと今では思います。
また、最近ではバカリズムさんが今後の目標を聞かれ「現状維持」と答えているのを聞きました。
私の職業も日々の仕事の9割はある意味同じことの繰り返しです。そして他者の悩みを聞く立場上、今日売れようとグイグイ前に出るようなやり方は合いません。
「現状維持は衰退」という起業家的なカルチャーとは違うかもしれませんが、長時間労働から長期間労働へと言われる現在、私はお二人のような芸風(?)を参考にしています。
まずは仕事での現状維持を固め、その上で自分の好奇心を満たせる機会(NewsPicksに出ることもその一つかもしれません)に乗れる程度に時間も心も少し余裕がある状態を保ち、長期間労働時代を乗り切っていきたいです。
🌅 石戸 亮:枠組みから外れる勇気
2023年に限った話ではありませんが、「変化対応力」と「決断力」がさらに重要になる年だと思います。
ここ数年は、外部環境として予測不可能な感染症、人間の力では簡単に制御できない環境問題、国と国との武力衝突など多くの変化やニュースがありました。
そして、インターネットを通じてリアルタイムで世界中の情報が把握できるようになり、人間の情報処理や価値観、判断基準がさらに変わってきていると思います。
加えて日本企業であれば円安、原材料調達の遅れや価格の高騰など利益に直結する変化が著しいです。
その中で、自分の見えている範囲で目先の仕事だけをしていると、組織が良かれと思って決断したことに対して、その変化に振り回されているように感じてしまうこともあるかもしれません。
一方、組織内だけで仕事をしていては、経験値も限られてしまいます。そのため、社会の動き、組織の方針、顧客の価値観、判断の変化をできる限り自分ゴト化し、心身ともに「変化対応力」を身につけている状態であることが重要だと思います。
また、会社や組織の枠組みにとらわれない多様な経験や学びから、「決断経験値」を高め、失敗を恐れない決断力と意思を持った行動が重要になってくると思います。
🌄 村上フレンツェル玲:横連携が肝
2022年は、私自身にとって新たなチャレンジがたくさんあった1年でした。
2月には家族の財団である村上財団の代表理事に就任し、寄付先のNPOへ視察やヒアリングを行ってきました。その中で、NPOが取り組む社会的課題の解決には、政治の多様化が不可欠ではないかと考えるようになりました。
人々の価値観やライフスタイルが多様化し、社会的課題が多様化する一方で、長らく多様化されていない国会・議会がこれらの社会的課題にアプローチできていません。
この現状を少しでも変えたいと思い、政治の多様化を目指して10代から30代で政治家を志す女性に、経済的支援、学習機会、コミュニティを提供する「村上財団パブリックリーダー塾」を発足しました。
当初は、そもそも政治に積極的に参画したい女性の数が少ないのではないかという不安もありましたが、予想を大きく上回る200名近くの方々から応募をいただき、2023年も継続することを決意しました。
しかし、村上財団の取り組みだけでは政治の多様化は起きないと考えます。さまざまな民間団体がアクションを起こし、各政党がジェンダーギャップ解消に取り組み、メディアがそれを取り上げ、有権者の投票行動が変わる。
これらが同時多発的に起き、ムーブメントとなることで、ジェンダーギャップ解消がなかなか進まない日本においても大きな変化が起きるのではと考えます。
2023年は統一地方選挙を控えていますが、さまざまな取り組みが各地で起きています。これらの横のつながりをつくり、ムーブメントへとつなげていきたいと思います。
🎍 カン ハンナ:まず足元を固める
2022年は自分の人生にとって最も忙しい1年でした。
7年間の研究を終え、年末に博士論文(社会学)を脱稿することができ、初のビジネス書『コンテンツ・ボーダーレス』も反響をいただいております。
また(株)Beauty Thinkerを設立し、コスメブランドをローンチしてから2年で総額1億円ほどの調達ができました。
今思えば、勢いを持つ1年でしたが、2023年は少しだけスピードを落としたいと思います。なぜなら、ブランドビジネスで一番大事なのは、唯一無二の世界観を作ること、ブランドの哲学や想いを込めたプロダクトを世に出すことだと思うからです。
そのためには一歩後ろへ下がり、客観的に自分を見つめ直すことが必要。2023年は自分のさまざまな活動でもしっかり基盤を固める1年にしたいと思います。
ところで、2023年に期待している事柄は、マインドフルビューティー(Mindful Beauty)です。外見を重視してきたビューティー産業に「心」が新たなテーマとなり、個人的にも人の美しさを引き出すためにはフィジカル面だけではなく、心を整える、または鍛えることがとても大事だと思います。
インナービューティーやフェムテック産業が全世界で少しずつ伸びている中、現代社会にマインドフルビューティーの可能性について強い関心を寄せようと思います。
🌄 下山明彦:可能性を広げる1年に
まずは、会社として2022年を振り返りたいと思います。
直近のハイライトとして、この年末は山口県岩国市でSenjin Holdingsの新拠点を立ち上げました。また1月には熊本県天草市でも新拠点を立ち上げる予定です。
2023年はこのように日本の地方や海外など、事業を地理的に広げていきたいと考えています。
2022年はいろいろな挑戦もありつつ、地に足つけて成長することができました。アートコンサル事業も幸いにも各方からお声掛けいただいています。
その基盤のもとで、現在の延長線上の成長に甘んじることなく、規模としても存在感としても大きく変化していきたいと考えています。
僕個人としてはこれから藝大での修了展示会があり、博士課程進学も検討中です。2022年は論文執筆や書籍出版も経験し、とても大変でしたが充実していました。これからもアート・ビジネス・アカデミアの三足のわらじを履きつつ、新しい可能性を探していきたいです!
具体的には教育や地方創生などに活動の幅を広げられればなと考えています。
四足目のわらじが見つかるような、実りある1年にします!よろしくお願いします!
🌅 宇井吉美:苦難を糧に進む力
2022年は辛(つら)かった。
プロピッカー就任が2022年1月なので、普通に考えればめでたい年だ。
だが実際は、表向きの躍進とは裏腹に、内部の人はどんどん辞めていき、10年以上続けた事業を捨てて、別事業に行くかの大転換を悩んでいた時期だった。
そのドタバタ劇の要因を、自分自身の生い立ちにまで求め始め、コーチングのプロにすがりつきながら、幼少期の家庭環境から、小中高時代のあれこれや、起業してからの苦楽など、一生思い出すつもりもなかった洗いざらいを、吐き出して、テーブルに上げて、一つ一つ検証していく作業をしていた。
全く晴れ晴れしない気持ちのまま春を迎え、暑い夏を過ぎ、気候が夏と秋を行ったり来たりしていた10月ごろ。
コーチングのコーチから、「宇井さん、そろそろ(コーチング)休んでもいいかもですね。抜けましたね、辛かったところ」と言われたのが、2022年の、私のハイライトだ。
2022年は世界的にも辛(つら)かった。
ウクライナ侵攻。SNS時代ならではのキツすぎるリアルタイム速報。
コロナ禍の影響から続く、サプライチェーンの混乱。止まらない物価高騰。
支援団体があの手この手で救済措置を打ち出しても、家庭の貧困や親子の虐待は悪化する一方。
……そろそろ書くのをやめよう、新年の抱負なのに振り返りが暗すぎる。
こんな世の中でどんな抱負を言えばいいのか考えあぐねたが、タイトルの「辛い」に立ち返ることにする。
「辛(つら)い」は、ご存じの通り、「辛(から)い」とも読む。辛さはスパイス。
分量を間違えなければ、人生に、世界に、本来必要なものだ。
私たちはきっと、SDGsやインクルーシブデザインなど、横文字に踊らされず向き合うために、このスパイスを味わっている。
そう無理やりにでも捉えて、2023年を歩いていく糧にしてやる。
辛(つら)いを、辛(から)いと捉える決心こそが、2023年、私が持ち合わせたい抱負そのものである。
🎍 田口一成:社会起業に選択肢を
2022年はソーシャルスタートアップ元年と言っていいほど、ビジネスにおける社会性に注目が集まりました。
雇用を生み、利益を出し、納税する。そうやって「経済を回す」ことがビジネスの役割であって、社会貢献は別枠でやればいい、という考え方はもはや時代遅れとなりました。
投資家サイドも、どれだけ儲かるかだけではなく、「この事業はどう直接的に社会課題を解決するのか」というソーシャルインパクトの視点でビジネスの価値を測るようになってきたことは注目すべき変化です。社会起業家と同じように、社会投資家も増えてきました。
僕たちボーダレス・ジャパンのもとには「ソーシャルスタートアップに投資するファンド・金融商品を作りたいが投資先がなかなかない」といった相談が大企業や金融機関から多く寄せられます。
つまり、お金はあるのにソーシャルスタートアップが足りない。それが現状です。社会起業家の数が圧倒的に足りていない。
この現状を打破するためには、起業支援制度だけでなく、教育の在り方など多面的かつ根本的なアプローチが必要です。
いつか変わらなくては、ではなく、今すぐ変わるために、「起業」の在り方も変えていく。「社会起業の新たな選択肢」をつくる。世界14カ国で47のソーシャルビジネスを展開するボーダレス・ジャパンも2023年はそこに真っ向から挑んでいきたいと思います。
より多くの人が社会課題に挑戦する社会を実現するために、社会の変え方を変えていく。2023年は、そういうさまざまな挑戦をしかけていきます。
🌅 橋本 真里子:感謝を忘れずに
2022年は新型コロナウイルスの影響が続いている中で、新たに戦争という悲しい出来事も起きました。私たちが過ごしている毎日は当たり前のようで当たり前ではない。改めて日常が貴重でありがたい日々なんだと感じた1年でした。
だからこそ個人としては、2023年も体も心も健康で日々の感謝を忘れずに、胸を張って生きていきたいという思いで、このような抱負にさせていただきました。
2023年は、引き続き心身の健康を維持できるように、継続しているランニング以外に新たなスポーツにもチャレンジしてみたいです。
また、仕事においては今までと違った側面を皆さまにご覧いただけるよう、努力していきたいです。
事業においても、課題解決や効率化といった文脈だけでなく、「受付から新しい価値を提供」していきたいと思っています。
個人としてはNewsPicksのプロピッカーを引き続き継続させていただき、自分なりの視点でさまざまなニュースにコメントして読者の方々とつながっていけたら嬉しいです。
2022年はESGやSDGsといったワードも本当によく耳にしました。
弊社では、ESGプロジェクトを発足させましたので、事業や会社を通じて社会により貢献できる会社運営とは何かを追求しながら、経営に邁進いたしますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
🎁 お年玉プレゼント【第一弾】詳細
NewsPicksは、日頃のご愛顧に感謝の気持ちを込めて、合計100名さまにプレゼントが当たるお年玉企画をご用意いたしました。
プレゼント第一弾は、
- 抽選で50名さまにNewsPicksプレミアム「1年分無料」
を差し上げます。この機会にぜひご参加ください。
📌応募期間:2023年1月1日(日)5:30〜2023年1月15日(日)23:59
📌応募条件:本稿のPick欄で「一年の計」をコメントしていただくだけで、応募ができます。
【応募に際しての注意事項】
以下の条件に該当する方が抽選対象となります。
● 応募時点でNewsPicksの無料会員・プレミアム会員いずれかであること
● メールアドレスを登録していること
※当選された場合、NewsPicksよりメールでご連絡をいたします。
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今週掲載予定の記事では、NewsPicksをより楽しんでいただくための【第二弾】プレゼント企画もご用意しております。
本年も、NewsPicksをどうぞよろしくお願いいたします。
構成:伊藤健吾
編集:佐藤留美、谷口 健
コメント編成:佐藤裕美、古屋荘太
デザイン:松嶋こよみ