受信料見直しで揺れるBBCはNHKの見本になるか
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敬愛する小林恭子さんの深掘りリポートです。日英の公共放送をめぐる論点が的確に整理されています。確かにメディア環境の激変の先はなかなか見えません。NHKニュースの7時、12時、19時と体内時計が同期してきた私でも、最近はNHKプラスでニュースをまとめ見することが増えました。NHKスペシャルやクローズアップ現代が、ネットプリックスやアマゾンプライムとフラットに生活のタイムラインに並ぶようになりました。若い世代に受信料に支えられるNHKの価値は理解されにくいとは思います。しかし、それでもその価値は伝えたいと考えます。放送文化はかけがえのないものであり、NHKを頂点にする放送文化のエコシステムは守るべきだと思います。
蛇足ですが
NHKは2008年か12月から見逃し → 「か」は削除漏れだと思われます。
東洋経済さん、デジタル校閲もしっかりやりましょう。小林恭子さんの記事はNHKのあり方を考える上でいつもとても参考になります。テレビ放送はどの国でもメディアとしての衰退の道をたどりつつあります。減少する広告収入に依存する民間放送はもちろん、強制的に徴収する受信料を財源とする公共放送も、世論の風当たりとテレビ放送を見る人の減少で厳しい状況になっています。
国民が公共放送に何を求めるのかによってNHKの姿は大きくかわります。民放や有料配信サービスでエンタメは十分だから報道だけでいいという考え方、大河ドラマは必要だし紅白も必要だという考え方、見る人は少なくても教育チャンネルはなくさないでほしいなど、人によって千差万別。ここが難しいところですが、少なくとも受信料はもっと下げて欲しいという希望は大多数の方が持っているでしょう。すぐに答えが出る問題ではありませんが、放送全体の未来に関わる問題だけに少なくとも議論は高めていかなくてはならないと思います。デジタル対応でBBCはNHKの10年以上先を行く。電波も返上しネットに移行する噂もある。そこは見本になる。他方、政府が受信料を仕切り国の関与が強い。受信料を廃止すれば税に吸収され、より国の関与が強まる可能性もある。そこは見本になるのかどうか。第一に、NHKはBBCになりたいかどうか、その意思が問われます。