世界で航空機不足が深刻化、旅行急回復で-運賃は今後も高止まりか
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現場感覚からすると、まずは人手不足のほうが深刻です。やはりコロナなどの環境変化にもろい業界だということがバレてしまっているので、まだ完全にコロナリスクがなくなっていないこともあり、そう簡単に人は戻ってこないです。もともと安月給が問題となっていたような職種もありました。
徐々に人手をかけないようにするDX化が進んではいますが、その分残された人間に課される業務は多角化し、責任も重くなるので、その方面でのリスキリングも必要になります。
一方で旅行の楽しみを知っている人は航空運賃が何倍にも膨れない限りにおいてはどんどんチケットを買っていきます。コロナ中は、今後はビジネス需要が減って航空会社は安定収入がなくなって困ると言われていましたが、蓋を開けたら観光需要だけでも十分に収入が得られるようになっていた、というのが実態です。その代わり人手が足りずに事業規模を拡大させるのが難しくなっている印象です。
米国で寒波に起因してサウスウエスト航空が大量欠航を発生させ問題視されていますが、これもベースには人手不足があり、なんとか自転車操業していたところに寒波によりこれが回らなくなったような印象を受けます。ユナイテッドがボーイング787を200機発注したことが記憶に新しいですが、ボーイング777Xの開発が遅れている中で現行のボーイング777-200,300ERは燃費の悪さだったり、整備のめんどくささだったりが指摘されているそうです。それにしても、ユナイテッド曰くボーイングから787は2023年3月から毎週3機のペースで納入されると謳っているそうですが、本当にそのペースが実現されるのかが気になります。
それにしても、フライト本当に高いですよね。同じ大学に正規で4年間通っている人は3年前は往復で高くて1500ドルくらいだったと言っていてそれを聞いてビックリしました。今じゃ往復1600ドルから2100ドル程度するので…
あとは人が足りないのは事実なのかな、と思います。シカゴにしろ、ワシントンDCにしろ空港に行けば空港の求人広告が割を占めていて、学生からするとかなり部がいいように見えます。(社会人の目からするとどうなのかわかりませんが)勤務初日に1500ドル貰えるとか、1か月働いた時点でボーナス4000ドルだとか。人集めに必死なのだろうな、と思ったりもします。
また、留学先のアメリカ人学生の中でも夏休み期間中と、冬休み期間中空港で働く人もいました。どうやら帰国日には彼が空港のチェックインカウンターに立っているようでそれはまた楽しみだったりします。
それにしても、空港で学生が働く、というのはあまり聞いたことが無いので、日本の現状は分かりませんが、アメリカはそれほど深刻なのかな、と勘繰ったりします。数を作れないのであれば、大型機を復活させて全体の座席数を増やすという手もありですね。A380などの超大型機は一時期需要が見込めないとか、飛ばすたびに赤字などと言われていましたが、需要が増すことで A380などが復権したら面白そうです。ANAはコロナ禍の直前にカメさん3匹購入してからろくに飛ばせず使い道に困っていましたが、今後はフル稼働させられるはずなので長期的な観点で見たときに航空券の値段が安くなることに期待です。