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2023年の日本と世界はどうなるのでしょうか。新しい王道を作る人を取り上げる「A New Era」、超重要テーマを見通す「What Matters Next」、賢人に聞く「The Voice」の3企画を中心に2023年を展望します。
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面白かったのは、インタビューの下準備をしていたところ、このグーグルのエネルギー部門のトップである人物は、アラバマ州の石炭ビジネスの一族に生まれ育っており、いわばバリバリ炭素をだしまくる一家に生まれたこと。しかしそこから、気候変動の世界に興味をもち、グーグルで15年以上も黒子であるエネルギーを支えてきた人です。
自分が書いているGメールやグーグル検索の裏側で、こんなチャレンジがうごいているとかんがえるのは、とても面白いことです。
ちなみに、日本企業でも、サプライチェーン全てでカーボンニュートラルを掲げている企業は出てきています。
例;SMBCグループ>SMBCグループは、2030年までにSMBCグループ自身が排出するGHGをネットゼロとする https://www.smfg.co.jp/sustainability/materiality/environment/roadmap/
具体策については、述べられていませんが。。
Google自らグリーン化が難しいと認識する日本では、グリーン電力の調達を外部データセンターにオフロードできるなら、有り難い話と映るはず。この構図は日本で事業を営む日本企業も同じで、土地制約によりオンサイトPPAを進めずらい中、相次いでオフサイトPPAを導入するケースが増えていることは納得です。
NTTアノードエナジー社による国内初のセブンイレブンへのオフサイトPPA提供は、ここに勝機をみる取り組みでしょう。次はバーチャル・オフサイトPPAなど土地制約の無い北海道や、はたまた海外で発電したグリーン電力を、東京・大阪・名古屋など制約ある土地で使うといったビジネスへの期待が高まります。
捉え方によっては、日本、香港、シンガポール、台湾はいずれも土地制約が著しく厳しい環境ゆえ、脱炭素エネルギー調達という課題に対して、とてもクリエイティブで新しい取り組みが、発展しやすい土地柄かもしれませんね。
サステナブルも桁違い。
本気で取り組んでいると思いますが、独占禁止法くらいしか敵が見当たらない企業としては広報的な観点でも必要な活動ですね。
日本ではここまで大胆に踏み込んでいる会社を見たことがないですよね。Google的な感覚では15年くらい遅れているのかもしれない
興味深かった点はいくつもありますが、大型のバッテリーを構築して、余剰電力の売買を行っているという話や、地熱発電のための掘削データに関するスタートアップ(Fervo)と手を組んでいるという話、そして、再生可能エネルギーには、現段階では大きな土地が必要なためアジアでは出遅れがある、という話です。
単に社会貢献として取り組むという段階をとっくに過ぎて、彼らはビジネスとして再生可能エネルギーの領域に踏み込んでいくのだなとよくわかります。
一方でやはり思うのは、何でもこうしてビジネスにしていける力はどのように様々な他の企業も備えられるか、ということですね。ビジネスにするということは、お金が回るので、その活動に持続可能性が生まれます。それに加えて、取り組みを通じて組織能力が構築されるので、さらなる事業ポートフォリオの拡張へとつながります。そう考えると、こうした取り組みの背後にあるものが何か、何が可能にさせているのかなと思いました。
個人としての問題解決の能力が同じでも、舞台が違うとインパクトが違う事を実感する記事。
かと言って優秀な人がスタートアップではなくこういうチャレンジばかりすると世界は停滞するのですが、しかしすごいなぁ〜。
ある調査では、世界のデータセンターのエネルギー消費は2018年の190TWh(テラワットアワー)から2030年には3,000TWhに急増すると予測されています。
Googleのような取り組みがもっと他企業にも広がらなければいけないと思います。