三菱UFJ、後払い決済のカンムを連結子会社化へ 株式7割取得
コメント
注目のコメント
IPO市況が悪く、いつ回復するか分からない今、上場せずにM&Aを選ぶケースは今後増えてくるのかもしれません。
バンドルカードのカンムの7割を三菱UFJ銀行が買収。よくTwitterでも広告を見ましたが、クレカを作れない若者を中心にデビットカードアプリを提供していましたね。経営陣は残り、独立性を維持するとのことですが、3年くらいはロックが掛かっているでしょうか。株式市場、特にIPOマーケットは昨年と比較してマルチプルが低下しています。市場回復を待ってIPOを延期しても一昨年水準のマルチプルに回復する時期は不透明なため、M&Aを選択するスタートアップも増えてくると推察します。
ビジネスシナジーによる企業価値向上策によっては、一旦大企業のグループに入り、IPOを目指すという資本政策も選択肢のうちの一つ。今回、注目したのはフリークアウトが有するカンム株式の議決権は14.4%なのですが、無議決権の優先株式を36,225株保有しており、普通株式に転換すると議決権は62.2%になっていたこと。
41,201株の売却で特別利益108億円を計上(税引後概算は106億円)しますが、引き続き無議決権のE種優先株式3,700株は保有するようです。
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08108/a78c48df/db61/49e1/b0f3/7863c0b14266/140120221227584193.pdf
カンムが三菱UFJとの資本提携の概要を公開しているのでこちらもぜひ。
https://kanmu.co.jp/news/20221227-mufg-alliance/