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この「平和サミット」について、ウクライナのクレバ外相は、ロシア代表は招かれるのか聞かれて、「国際刑事裁判所の被告人の席に座るのなら招待する」と答えています。
 「平和サミット」は、ロシアと和平交渉をする場ではなく(そんなことが現状で可能とは思えませんが)、ウクライナとウクライナを支持する国の首脳が集まって、ロシア大非難大会をする場として提案されています。
 ウクライナ政府としては、そこで対ロシア非難の世論を改めて巻き起こし、今後も継続して支援を受けられるように働きかける機会としたいのでしょう。

しかし、国連事務総長は、少なくとも自身がそのような場に出席することには非常に消極的な意向を示しています。
 「国連としては、当事者双方が仲介を希望するなら仲介役となる」と述べていて、ロシア大非難大会の場に出席してしまうと、後に仲介役として活躍できる可能性が減ってしまうからでしょう。

https://apnews.com/article/russia-ukraine-zelenskyy-business-eb86ba6fe45717c11edaa1390fe70307
こうした外交での闘いも重要です。日本では軍事力より外交を重視すべきという議論もありますが、ウクライナが必死で武力で侵略された国土を軍事力で取り返そうとしているからこそ、外交が有効になります。外交があってこその軍事力ですし、軍事力があってこその外交だということを改めて理解するよい機会です。