「伝統と先端のギャップ」を自前で作る。徳川美術館の“夜の挑戦”
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おー、名古屋市東区にある徳川美術館!
国宝「源氏物語絵巻」を始め、太刀、鎧、襖絵、様々な所蔵品があり、ぜひ名古屋にお立ち寄りの際には訪れて欲しい場所です。
駅から離れていて、行きにくい!という方には、名古屋駅からメーグルという観光ルートバスで行くのをお勧めます。一日券を購入すると、他の名古屋のお勧めスポットにも立ち寄れます。
https://www.nagoya-info.jp/useful/meguru/
名古屋市と尾張徳川家。名古屋市の市章の㊇マークは尾張徳川家が由来と言われており、江戸幕府成立から300年、400年後には名古屋でそれぞれ開府の周年事業が行われています。
名古屋市には国立の博物館や美術館はありませんが、徳川美術館の所蔵品は国を代表するものが多いです。隣の蓬左文庫や、徳川園もお勧めです。事業を自らプロデュースするスキルと経験がなければ、持続性のある仕組みは作れない。日本の貴重な財産である文化財を未来につなげるために、文化施設のあり方にも変化が求められる時代がやってきている。
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事業をプロデュースすること、そしてプロパティとして自社プロダクトを売る前に、まずはデスティネーションを売る、ということが求められてきていますね。めちゃくちゃ面白い試みですね。創意工夫が素晴らしい。
尾張徳川は御三家筆頭でありながら第8代の世継ぎ争いで紀伊徳川の後塵を拝しついに将軍を出すことはなかったですが、こういう形で現代に歴史を語り継ぐ貢献をされていると言えますね。
ちなみに、紀州から第8代将軍に就いたのは有名な徳川吉宗(暴れん坊将軍)ですが、その頃の尾張徳川の当主であった宗春は、質素倹約を旨とする吉宗の享保の改革に対して規制緩和・開放政策を推進しました。本人も派手好きで、馬ではなく牛に乗っていたという奇天烈な殿様だったようです。