城の「修復プロセス」に新たな価値を見出す、熊本城の大胆な挑戦
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re-Construction tourism、一般観光も勿論ですが、海外からの企業インセンティブ誘致のコンテンツとして非常にポテンシャルを秘めていると思います。
ここからの課題は、プロダクトを売る前にまずデスティネーション(熊本、日本)を売ることであって、そこに観光業界以外の視点も入ってくることを期待しています。
注目のコメント
熊本城は初めて行きましたが、その規模感に圧倒されました。しかも大規模であるぶん、熊本地震で崩れた石垣が多く、城の修復は30年先まで続くそうです。その修復プロセスを観光資源化したのが今回の取り組み。
個人的に、石工職人さんのお話が大変興味深くて、江戸時代に築城された当時の石垣は崩れておらず、明治・昭和の修復で積み方が変わったところが崩れていることがわかったそうです。観光で城を訪れても知り得ない情報ばかりだったので、実際にツアーが始まって国内外から多くの方が訪れ、そこから職人さんの後継者発掘にもつながればいいなと思いました。「国からの補助金だけに頼っていたのでは先細りする未来しか見えない。自分たちで稼ぐ術を身につけなければ、文化財を守ることも受け継ぐこともできないことを感じている」
2023年京都市に移転する文化庁とRe:gionとの連載企画「文化観光」
地震の被害、コロナ禍での観光客激減など想定外の現状を踏まえて、地域が一体となって新たな文化財保全・活用を模索していかなくてはいけないのは熊本だけではないですね。修復が完全に終わるまで30年を想定、長い歴史のなかでこの30年だからこそ体験できる、関われる仕組みがありそれを文化財保全の新しいモデルにつなげていく挑戦に注目です。歴史的なものは一度失われてしまうと取り戻すのは不可能。
みんなから集めた税金で先人たちの歴史というかけがえのない財産を守りつつ、価値を高め広げて利用者からお金を集めて保存や更なる価値を創出する工夫が全国にさらに広がるといいですね!
2016年熊本地震では僕も本震直後から熊本県庁の災害対策本部で佐賀県との連絡調整をしており、被害を目の当たりにしてきたので熊本の頑張りを応援しています!