賛否ある「電動キックボード」見習うはパリ?
東洋経済オンライン
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注目のコメント
明日発売のマガジンx2月号でも書きましたが、日本の電動キックボード導入には、「見切り発車」感があります。車道を走るのか歩道を走っても良いのか。なぜノーヘルなのか。免許不要で安全教育はどうするのか。問題は山積しています。
「誰も責任を取らない」やり方も日本らしいと感じます。「少なくともパリ並みに自転車レーンを整備し、整備が終わった都市から、自転車レーン限定で導入していくのが、自然な流れではないだろうか」
無い物ねだりではあるが正論。
こうしたインフラ面に加えて自転車が車道を車と混在して走る文化が日本とは相当異なる。日本人感覚だと相当の度胸がないと正直パリは自転車等で走れない。
後ろの車が多少追い越しに苦労しようとも車道内側を余裕を持って走り続ける走行空間の自己主張や、自転車レーンとバスレーンが共用だったり4車線一歩通行の大通りで何故か自転車用の左折レーンが2車線目と3車線目に挟まれた車道のど真ん中にあったりと(道路右端の直進レーンから車道を二車線横切って侵入する必要が)、自転車は車道を自動車と一緒に走るという基本が文化とインフラの両面で確立している。
あとパリも古い街ゆえに自転車レーンを新規に設置する空間的余裕があるわけではない。記事のリヴォリ通りの例が好例だけど、基本的には自動車の走行空間を潰す、都市から自動車を排除する形で自転車レーンを増やしてきた。日本の都市でも自転車レーンを増やそうという主張は限られた道路空間での自動車の割合を減らす、自動車には不便な街にするという議論とセットでないと実効性は無いでしょう。