スタートアップ企業への融資判断 AI使う仕組み導入へ 三菱UFJ
コメント
注目のコメント
Debtの親和性って当たり前に過去のトラックレコードから見積もる将来のキャッシュフローなんですけど、それだとディープテックへの投資にはつながらんのですよ。
ひとまとめにスタートアップを語ると必ず本質的なボトルネックは見えなくなるので、まぁあえて見えなくする意図があるなら成功ですけど、それじゃ国力は増強されないです。
銀行ってまあ規制かちかちの世界だからしかたないんですけど、ベンチャーデッドの世界がもう少し日本で切り開かれていけたらよいなと、今は見せる側の立場で試行錯誤しているところです。AI導入の前に、スタートアップの質の高いCFデータを取得する仕組みと、スタートアップを目利きできる人材を育成すべき。スタートアップ融資はVCと似ていて、当人物評価や事業成長における定性的要素が大きいと思う。
むしろ日本のベンチャーデットの問題は合理的な融資審査というよりスキームそのもの。リスクに見合った適切なプライシングがされていない。ワラント付き融資でアップサイドもレンダーが享受する米国と違って、日本では普通のシニアなデットが中心で審査プロセスも通常の融資とさして変わらない。リスクを勘案すると金利が異常に低く、一方で金額がしれている。最近はあおぞら銀行など新スキームのレンダーが登場しているが、こうしたデットとエクイティの中間的な市場が広がると良いと思う。スタートアップは特にバランスシートの見栄えも悪く、キャッシュフローのマイナスが続くため通常の枠組みだと全て撥ねられてしまいます。
新たな指標を使ったAIを導入するとのことですが、それでも追加で担当者のバンカーとしての企業の見極め力、腹の括りやリスク許容度が求められるため、通常の法人向け融資だけを担当している部署だと難しいのではないかと思います。銀行内でも評価を別の枠組みで設定するなどが必要になるのではかと感じます。
近年、スタートアップへの融資に取り組むメガバンクが増えていて、スタートアップへの資金循環という点では期待したいと思います。