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ゼレンスキー大統領は、演説の中で、現在の最激戦地、ドネツク州バーフムトの戦いを、1777年のサラトガの戦いになぞらえました。
 米国の独立戦争の初期に、アメリカ軍が英国のカナダ方面軍を包囲して大量に捕虜とし、壊滅させた戦いです。
 サラトガの戦いの勝利は、英国と対立していたフランスが、アメリカ軍に勝利の可能性があると判断する材料となり、フランスがアメリカ軍に本格的な支援を開始するきっかけとなりました。

また、ゼレンスキー大統領は、演説中で、バルジの戦いにも言及しています。
 1944年、今とちょうど同じクリスマス前後の季節に、ベルギーでドイツ軍の反攻を受けて劣勢に立たされた米軍が、ドイツ軍の包囲を援軍の到着までしのぎきり、ドイツ軍がこれ以上の攻勢に出る余力を喪失させた戦いです。

当然、ゼレンスキー大統領の意図は、ウクライナ国民が、今現在、かつて米国民の経験してきたような戦いの最中にあることを米国民にわかりやすい事例で示し、当時米国民の軍隊が受けたような救援をウクライナ国民も求めている、というアピールをすることです。
ゼレンスキー大統領は何故このタイミングでアメリカに行ったのか
https://agora-web.jp/archives/221222004047.html