いま、言論の力とは
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マジか。宮台さん、どこまでパワフルなんだ。
とてもとても楽しみです。文化を作る言葉が、言論が、どこまでの力を持ち、逆にどこまでのリスクを与えるのか。興味深い回ですね。
これが2022年最後のWeekly Ochiaiというのも、締めに相応しい。
注目のコメント
2022年最後のWEEKLY OCHIAIは、言論活動を再開された宮台真司さんの登場です。
事件の背景は依然として不明ですが、卑劣な犯行の被害に遭ったのが宮台さんだと報じられた当時は、多くの人が驚かれたことと思います。宮台さんは退院後、これまでに脅迫の手紙、ネット時代になってから殺害予告はよくあることだったと語られ、ご自身の言葉が人にどういう印象を与えるかを検証するとしています。今は言論空間が広がり、特にSNSはネガティブな面として、これまで番組に登場した言葉を借りますと『怒りの矛先』『ヘドロ化』『処刑の道具』『簡単に承認を獲得するための悪口の場』と成り果て、不幸を生み出す源となってしまった側面があります。「言葉の自動機械・法の奴隷・損得マシン」化＝クズ化、今後の『言論を力』をどう捉えるのか？2023年をどう喜びを共有できる1年にできるのか？事件を経た今だからこそ、皆様と考えていけたらと思います。
【配信後記】
宮台さん節炸裂でしたが、頬付近は筋肉まで損傷し、長時間話すと呂律が回らなくなってしまうそうで、万全の状態に回復されることを心より願っています。さて、今年最後の配信後記です。宮台さんの奥様が「妻になる時点で覚悟はできています」とおっしゃられたそうで、それだけ危険と隣り合わせで過ごしていると自覚しながら生きるのは私には想像を絶することです。大学のセキュリティの話を皮切りに宮台さんの言葉を借りれば『この社会はクソでこの社会を生きる人間はクズ』という我々が置かれた現状を考察するディープな対談となりました。印象深かったのが『法の外＝祝祭＝法は絶対ではない＝人間の感情は法的合理性とは違う』や『SNSはクズを炙り出す装置』の話と、もともと進んでいたものがネットにより加速した分断の話。
『分断されて孤立した人は、孤独になる。孤独になると被害妄想に陥りやすくなる、そうするとあいつが悪いこいつが悪いと他責化しやすくなる。他責化は一つの物語化。俺がこうなったのはこいつのせいなんだと。そうすることで、自己のホメオスタシスを守るという、非常に浅ましく、さもしく、しょぼい生き様。でもこれは本人たちのせいではない』
大切なのはソーシャルキャピタルを取り戻すこと。love、情熱、全力で“助けてくれる”友達！宮台さんと落合さんからの処方箋が皆様に届けばと願っています。それでは、良いお年を！やたら"クズ"という人って印象が強く。あれもクズ・これもクズ。与党も野党もクズ。自分もクズ・・といった感じ。考えを伝えるのにストレートで共感できることも出来ないこともあるけど『社会をクズばかり』と捉えることはIQの高い社会学者としてはいいのかもしれないが、僕から見てると苦しみを自ら抱えていっているように見えてしまいます(今回の事件とは別です)
https://youtu.be/1OZFep6CSR4?t=6
僕なんかは世界はそれなりに問題がありつつも、良い人も多くて楽しいと思うし、日本なんか低成長が続いていても世界と比較すればそれでも恵まれている人は多いと感じています。そして『落ちるところまで落ちたほうがいい』なんて彼のようには考えられませんし『落ちれば気づく』みたいな考えこそ幻想だと思っています。
