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【解説】日銀の「サプライズ政策」 識者たちの見解

NewsPicks編集部
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    フューチャー株式会社 取締役兼フューチャー経済・金融研究所長

    テクニカルなことで恐縮ですが、オペレーションの観点から2点ほど。

    ・まず、長期金利のコントロール政策(日本はYCCと呼んでいますが米国はYCTと呼称)は、理論的には「先行きの短期金利についての約束」に近いです。(例えば、「10年物金利をゼロにする」というターゲットは、「翌日物のゼロ金利を10年間続ける」と予めアナウンスすることと近い。)
    したがって、その変更はほぼ不可避的に、市場の期待形成の急激な変動を伴います。変更が「サプライズ」になりやすい性質を元々持っている政策であり、だから他の国々はやりたがらない訳でもあります。

    ・長期金利については、もともと介入すること自体が異例ですので、そこからのExitについても「金利引上げ」ではなく、「徐々に手を放す」という形になりやすい訳です。それを「市場機能に配慮した調整」と呼ぶか「exit」と呼ぶかは、もはや価値判断の世界です。もともと長期金利介入政策自体、市場機能をある程度犠牲にしてでも金利を下げることを優先した政策ですので。


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    三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 副主任研究員

    混同する意見が散見されますが、今次の円安を問題視していた識者の多数が、多少の金融緩和の修正のコストよりも、行き過ぎた円安是正のメリットが大きいとの考えのはずです。反対の意見の方々が住宅ローンの返済負担などを声高に主張しているわけです。

    短期金利は低いままで、これは恐らく、上げられません。マイナス金利は解消できても、ゼロ近傍でしょう。住宅ローンは、最近、契約されたもののかなりの割合が変動でしょう。見直しの時期に差し掛かる契約も少なくないでしょうが、マクロ的な影響は軽微ではないでしょうか。

    法人の資金需要に関しても、金利負担と円安コスト、どちらが上回るかというところ。日銀は遂に折れたのかもしれない。とはいえ、不要なサプライズは逆バズーカだと私は考えます。

    いずれにせよ、110円から150円の半値戻しで130円。20円のプレミアムを招いたのは、日銀でしょう。動学的不整合ともいえそうです。


  • NewsPicks 副編集長

    オックスフォード大修士で一橋大院の教授でもあった黒田総裁は、政治から文化まで博覧強記の知識を饒舌に語る異色の官僚でした。

    2013年4月に日銀総裁に就任した際に掲げた「2年程度で物価目標2%達成」「2年でマネタリーベース2倍」という金融政策には誰もが度肝を抜かれました。中身以上に、言葉の分かりやすさ、鮮烈さに。

    黒田総裁は、饒舌な中央銀行総裁だったのです。

    しかしながら、あまりに長く続いた日本のデフレマインドは酷すぎました。企業も消費者も「安さ」にしか興味を持たなかった。

    分かりやすい言葉の総裁が、10年経って対話力を批判される。悲しいことです。

    企業も、大胆な賃上げをしたらどうでしょうか。日銀は、やることをやったのです。


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