円急騰で債券と株急落、日銀が長期金利変動幅拡大-市場に驚き
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注目のコメント
「国債買い入れ額は大幅に増額して、金融緩和の持続性を高め」 (@@。
経常収支はなんとか黒字を保ち400兆円の対外債権があるとはいえ、日本政府の近時の財政拡張と莫大な借金、そして貿易赤字の拡大で経常収支が赤字に陥りかねない状況を勘案すると、日本国債に求められる平手の金利は0.5%よりかなり高いはず。政策修正を見越して国債を売り浴びせていた向きは今回の変更で味をしめたでしょうし、この先、市場は日銀相手にどんな催促をして来るものか・・・
今でさえ大きくなっている国債買い入れ額を更に「大幅に増額」しても、市場に迫られて堰を切った形になったいま、0.5%をどの程度まで維持できるものなのか。金利が大きく上昇すれば、世界に類を見ない極端な緩和の長期化で随所に歪が溜まった日本経済に激震が走るのは避け難いところでしょうから、些か不安を覚えないでもありません。死んだ子の歳を数えても始まらないとはいうものの、もう少し早く見直して置く必要があったように思います。 (・・;市場は外国人投資家が力を持っていますから、ショートノーツで、しか含ませるように徐々にメッセージを送るが吉。中銀は嘘をつく局面が果たして今だったのか?
いずれにせよ、もはや日銀文学など通じる時代ではないということを、今回の黒田逆バズーカは良く示したと思います。為替もまた金融経済に重要な要素ですが、この一年間、その市場の安定には程遠く、日銀はボラを高めてばかりではないでしょうか。日銀が長期金利変動許容幅を上下0.5%ポイントに拡大した為、市場は動揺し、債券や株式の相場が急落しました。とはいえ、あくまで0.25%の拡大ですから、実質的な影響は少なく、すぐに収束するとは思われます。
ただし、当面は日銀は日銀は利上げをしないと思われていた中の突然の方針転換ですから、心理的インパクトは大きく、より大きな幅で拡大してくるのではないか?と疑心暗鬼になる可能性はあります。
そうなると、実質的な利上げ幅よりも大きなインパクトを市場に与える事ができるわけですから、円安に対しては効果的な施策とも言えます。