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インフレ率が20%台に達するエストニア、リトアニア、ラトビアといった国々を除けば、足元で11.1%のドイツのインフレ率は7.1%のフランスなどと比べユーロ圏の中ではかなり高い方。ドイツ経済はかなり苦しい状況のはずですが、それでも「国民にある程度の忍耐を要請」しながらインフレ抑制を優先せざるをえないといったところでしょうか。
イギリスのスナク政権もそうですが、国民に忍耐を求めるといった表現をリーダーが当たり前に使うところがばら撒きを尊ぶ日本の状況と比べて新鮮です  (^^;
金融緩和の場合と対称的に考えれば、ECBに限らず一般的に中央銀行は、インフレ率が実際に目標近傍に低下するまで金融引締めを続ける必要はありません。目標に向かって収斂する見通しに確信が持てれば良い訳です。

ナーゲル氏が2年といったのは、ECBの執行部による最新の見通しではコアインフレ率が目標近傍に達するまでに2年を要すると言う意味であり、それまで高水準の政策金利が維持されるという趣旨ではないと思います。
ECBは先週の理事会で0.50%ポイントの利上げを決定。7月以降の利上げ幅は合計2.5%になっています。