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まさに現在の5000億円から2030年の3兆円を目指す今の戦略のことを指しているように見えて仕方ないですね、、
ビジネスとカルチャーは両立ではなく一体の関係→ビジネスとSDGsは両立ではなく一体の関係、、、こうした異なる要素から成る方程式を解くための考え方が、無印良品や堤さんには詰まっている。
近代的市民を育てるのも同じ。消費者主権も同じ。
生活者の価値観成熟化を促すこと、その価値観を持つ生活者が自らの判断で行動できるようにすること、、、これもSDGsに当てはまる。
特に消費者主権は、目先に顕在化ニーズ主導という意味ではなく、消費者の視座を上げる働きかけとセットで行うことが鍵。
そう考えると、確かに当時の無印良品によって、新たな価値観への気づきや、薄々感じていた価値観への自信につながったのだろう。
抽象度を上げると、一見カルチャーの話に見えるものが、現代の社会や企業の課題解決のヒントになる。
温故知新は大切。より活かすためには、抽象化が重要
経営者と呼ばれる人たちを見回してみると、「お金の匂い」がプンプンしてる人は多いけど、「文化の香り」を漂わせて人は、残念ながらとても少ない。と感じる。そんな数少ない「文化の香り」を感じさせるのが堤清二さんなのではないか。
「経営センス」とはいわれるが、でき得ることならこのセンスの中に「文化的センス」も含んでいてくれたならと思うのだ。おしゃれとか、かっこいいとかいう次元ではなく、お金には換算できない「人としての生き方」とでも言った方がいいだろうか。
何とも言い表しがたいことではあるが、ソコのニュアンスを持ち合わせた経営者は、人としても魅力的だ。そして、そんな経営者が立ち上げた企業は、おのずと魅力的な企業に育つのではないだろうか。
お金儲けも大切だ。でも、それだけじゃ企業は魅力的じゃない。そして、魅力的な企業が増えると、国自体が魅力的になってくる。コレは、政治家にも言えるけどね。
無印を民芸運動の視点で眺めると確かに面白いですね。民芸品にある押しの強すぎない安心感は、無印にも通じるところがあるように感じます。改めて思想家、堤清二について学びたくなりました。
トレンドに流されるのでなく本質を見極めろという強いメッセージ
自律的に選択ができるスマートショッパーならノーブランドもブランドものも、その時々で適切に選べるはずと、考えていたのかもしれません。
いまとは違うポジショニングでした。
外から見たときには見えない一体性が、時代を切り開くコンセプトを生み出した人にはある。堤氏もその一人だと思っている。一方で、外から見えないからこそ、継承も難しい。
形や言葉だけ残ると縛るものになるし、一方でそれを無視するとバランスが崩れることもある。堤氏がずっと良品のトップをされていたらこれだけ成長したかも分からないから難しいところではある。ただ堤氏の価値観がDNAの根底にある会社・ブランドだからこそ、無印は常にこれを強みにも弱みにもするのだと思う。
コロナが明けて池袋西武の内容が少し変わったような気がしています。より文化面を前面にだしているような...池袋の街自体、サブカルの発信地ではあったと思いますがサブカルの大衆化によって大きく文化の中心地に変わりつつある...いや、行政が変えようとしているようなのでそれと無関係ではないのかもしれない。