「認識」から「予測」「最適化」へ。次のAIとの付き合い方。
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企業におけるイノベーション創出のためにビジネス理論として「両利きの経営」というセオリーが、少し前に話題になりました。そのうち、主として新規事業の創出・推進に必要とされる知見を探索する「知の探索」の重要性がとくに注目され、イノベーションやDXのためのデジタル技術として、ことAIは注目されてきたように思います。
ですが、私たちがAIを用いて目指してきた「イノベーション」は、この記事に基けば、まだ第1層にしか到達していないということです。たしかに、製造業で多く見られる外観検査や故障予知、マーケティング領域で多用されるレコメンドシステム、作業現場でのAIカメラ導入などは、既存の業務や作業を省人化したり、効率化することに留まっていて、何か新しい知識や価値を生み出すものには至っていないようにも感じられます。(それはそれでももちろん意味がある)
「デジタルトランス・フォーメーション」に対する「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」にやはり留まっているのが、今のAI活用の現状なのかもしれないと、この記事を読むと思わされます。
AIを活用して認識・収集されたデータを、さらにAIを活用してシミュレーションし、またAIを用いて最適なアクションのプランニングを行っていく、3層に及ぶこうしたAI活用の連鎖のような活動が実現できて、本当の意味でのイノベーションが達成できるのかもしれません。
またそこにおいては、鈴木さんがおっしゃるように、人材と同じリソースとしてAIをはじめとした技術も一材料としてとらえて、広い視点でリソースの再配置を行う“腹を括る”ということが、一番の肝になっているようにも感じます。AIというツール的な技術が何かを自動的に生み出すということはないはずで、火縄銃と同じように、その道具をどう使うかという検討が、どんな時代であろうと、どんな技術・ツールであろうと、人間の仕事なのだということだと思います。「AIが発達すればどんな仕事もやってくれる」「AIの進歩で私たちの多くは職を失う」
数年前、社会全体がAIに対する過度な期待と脅威論に振り回されていました。その頃のイメージに比べると、家電やサービス、ビジネスの現場に現れつつあるAIはやや小粒な印象を受けます。
しかし、これは3段階あるうちの1段階目。まだまだ序章にすぎないようです。
今後の発展の姿を見極め、どう使っていくかを考えさせられる取材でした。
30年前の私たちは、ポケベルを使ってやり取りをし、スーパーファコンで遊んでいました。技術の進歩を考えると約30年後の2050年には、思わぬ「夢物語」がAIによって実現しているかもしれません。
AIによって実現してほしいことがあれば、コメントお寄せください。先日、100人規模で行ったSONYさんへの『AI時代のキャリア生存戦略』という講演会で、たくさんの方にお越し頂き、この領域への関心の高さを改めて実感しました!
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