IT技術者の平均年収、一番高い国は？ 米国は2位 日本は
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日本のITエンジニアの給与が他先進国と比較して低いとのこと。給与の低さにより、IT人材不足で大変な日本企業にとって、希望の光の一つであった外国籍ITエンジニア採用でも難しさを増してきています。
私の会社では日本企業の外国籍ITエンジニア採用のお手伝いをしていますが、つい先日、新卒のデータサイエンティストの方が日本のベンチャー企業からのオファー金額より200万円高い年収を提示された台湾のIT企業に就職を決めていきました。
また、日本はジュニアレベルからシニアレベルまで平均して給与レベルが低く、特にシニアレベルになっていくと他先進国との乖離が目立ってきます。そのため、ある一定の業務経験があるITエンジニアで他国の企業でオファーをもらえる技術レベルの人は、日本に見切りをつけて他の国に移っていくというケースも何度も見てきました。
日本のIT企業が、給与テーブルの見直しを急務でやっていけるかどうかは死活問題だと思います。もちろんその給与を払っても利益がしっかり出せる堅実なビジネスモデルを作りあげ、効率性を上げていくことも同時並行でやっていかなきゃ行けないのは言わずもがなではありますが。日本はITエンジニアの数がアメリカ中国インドに次いで4位というニュースが数日前にありました。その多くは英語が喋れないドメなエンジニアで、グローバルマーケットが視野に入ることはないでしょう。そうすると日本企業がエンジニアの給与を上げないといけない必然性が生まれません。これが大方の傾向ですが、その中でも技術力の高いエンジニアやデータサイエンティストがどれだけ内資企業における給与レンジを牽引できるかにかかっていますね。
IT 技術者の調査結果だけど、他職種はどうなんだろう。IT 技術者に限らず、単に「平均的に日本は安い」だけなのではないだろうか。もちろん相対的に国を超えて仕事をしやすい職種ではあるのだけど、殊更 IT 技術者だけが安いというのも違う気がします。
また 1 年の変化率が -15% というのも肌感と合わず、違和感があります。細かく計算していませんが、ドル換算して計算してるみたいなので、円建てならむしろ上がっているのでは？身の回りを見ている限り、国内ではエンジニアの給与水準はどんどん上がり続けているように見えます。
