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急進左派のカスティジョ氏は、2021年の大統領選でケイコ・フジモリ氏を破り大統領に就任しましたが、議会基盤が全くなく、フジモリ派など野党の反対で法律を全く通せず、閣僚も次々に不信任決議で罷免されてきました。
 カスティジョ氏自身も、繰り返し不信任案決議を出されては切り抜けてきましたが、今月ついに罷免されました。
 罷免の理由は公共事業に絡む汚職とされていますが、中南米の政治家なら全員やっている程度のことです。

カスティジョ氏の罷免に伴い、副大統領のボルアルテ氏が大統領に就任しました。
 カスティジョ氏支持派が空港などを占拠しており、ボルアルテ大統領は、治安回復のためとして、30日間の非常事態を宣言しました。
カスティージョ前政権は、発足時からセンデロ・ルミノソ(昔、JICA派遣の専門家を殺害したこともある極左武装ゲリラ組織)への擁護発言をした首相を任命し、複数の閣僚が宣誓式を退席するなど最初から嵐の中の船出でした。

その後も先月までに5回の内閣改造を数えるなど非常に不安定なまま政権を追われる形となりました。経済界との関係も悪かったですね。エネルギー企業の利益分配を巡り、国有化をちらつかせたり、企業の競争力を削ぐような労働改革を行ったり・・・南米の左派政権でよくみられるような政策をとってましたので。

なお、個人的には、大統領汚職に関する決定的な証言が出てすぐに議会解散を宣言したカスティージョ氏の行動が憲法に違反していることについて、すぐに司法が動いたことに注目しました。

司法も政権に取り込まれて三権分立によるチェックが機能せず、その後、経済が無茶苦茶になった国が南米にあるので、そうした道はペルーはたどらずに済むのかなと感じた次第です。

暴動は早く収まってほしいですね。カスティージョ氏と同じケチュア族が多く住む地域などで特にデモが活発に行われているようです。ボルアルテ大統領は、暴力をやめ、対話を呼びかけていますがツイッターなどでのSNSでの発信が弱い。

他方でカスティージョ氏は盛んに各地のデモの様子をリツイートし、また反米意識を煽るようなツイートもぶっこんだりしています。
ペルーでは、カスティジョ前大統領罷免後、抗議デモが各地で拡大し混乱が続いているようです。ペルー政府は30日間の非常事態を宣言したとのこと。