本業のGMSの苦戦が明確な、ネガティブな決算
イオン不振の根源にある「負のスパイラル」
2015/1/20
1月9日に発表されたイオンの2014年3~11月期の連結決算は、営業利益が前年同期比48%減の493億円だった。この決算をどう見ればいいのか。決算概要をアナリスト集団Longineの椎名則夫氏が解説、ビジュアルレポートを用いて分析する。
(ビジュアルレポート作成・櫻田潤)
(ビジュアルレポート作成・櫻田潤)
前回のファーストリテイリング編と比べ、一色(黄色)を慎重に増やしました。また「赤」はネガティブな情報に限定して用いるようにしています。
去年イオンの4Qの営業利益は766億円で、一年の営業利益の45%を稼いだ。今年は業績予想の通期営業利益2000億円を達成するためには、4Qに約1500億円必要。実質的にほぼ無理だろう。市場コンセンサス(アナリストによる予想平均値)は通期で1500億円(=4Qに1000億円)まで下がってて、ただ過去の四半期の推移とか見ているとこれも厳しいのではと思う。
かつ、記事にあるように、足元の凹みが買収したダイエー要因ならともかく、それ以上に自社で従来からやってる事業が厳しい。数字に出てくる前に兆しは出るもので、数字に出てくるのは、大体病巣がかなり根深くなってから。
消費者から言わせて頂くと、スーパーやモールの作り過ぎです。スーパーは車で10分圏内に4件、モールは30分圏内に3つ有ります。消費者数は変化がありません。
同じ会社どうしで潰しあいをしているような…。お客様感謝ディ以外は、何処も閑散としています。
マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか