変わる電池の開発軸、エンビジョンAESCのCTOが明かすリサイクル戦略
日本経済新聞
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「不良電池」のリサイクルについて言及してますが、不良電池とは生産段階で品質基準に達しなかったもので一般的に全生産量の2割程度は発生します。品質基準が甘いと1割程度までになりますが、おしなべて日系メーカーは基準が厳しいため3割程度に達する場合も。
これをクローズドループとしてリサイクルするのは必然なのですが、なぜか回収フローが出来ていません。ここは共創領域なのでBASC(電池サプライチェーン協議会)で取り組んで欲しい。
あとはIRAも加わり、欧米はルール・ドリブンで電池産業への投資が進みつつある状況で、これは技術イノベーションを待つのでは無く、今の技術で出来ることを推進していく意思の表れとも言えますが、生産設備等がサンクコストになる恐れもある拙速なルール決めとも言えます。
CoやNiを大量に使う電池を10年後も生産し続けているか。資源獲得も共創領域に変えていく必要がありますが、最初から使わないイノベーションも期待されるところでもあります。